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テーマ:読書(8498)
カテゴリ:読書
裏表紙に ”女32歳、独身。誰かにのめりこんで傷つくことを恐れ、恋を遠ざけていた夏目。間島の絵を一目見た瞬間、心は波立ち、持っていかれてしまう。走り出した恋に夢中の夏目と裏腹に、けして彼女だけのものにならない間島。触れるたび、募る想いに痛みは増して、夏目は笑えなくなった――。恋の終わりを知ることは、人を強くしてくれるのだろうか? ひりつく記憶が身体を貫く、超全身恋愛小説。” とある。 全身全霊をかけた思い、好きという感情。 行動はそれを発露するほどのものではなくて、とはいえ、突発的に逆上するような行動となったりもする。 ”好き”という熱波は体内に膿んで、体を束縛する。 好きな人に”好きや”と言ってもらえて、 好きな人に”好き”と言える。 2人で会えても彼には彼女がいて、 恋愛感情のない男と彼に首ったけの女のトラブルに巻き込まれる。 白い 白い 白い絵 白地に白い絵。 白い絵の具を手に取る。 関西出身の女子が東京で暮らして、関西弁でしゃべる。面白さを持ち合わせない関西人の心境がわかり、読んでいて苦笑し親しみを覚える。 なんか、好きな本である。 なんか、好きな本。 わかると思える。 「白いしるし」 白いしるし (新潮文庫 新潮文庫) [ 西 加奈子 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.15 19:32:33
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