|
テーマ:最近観た映画。(39930)
カテゴリ:映画館で見た映画
(C)︎2024「missing」Film Partners かわいい盛りの幼子。女児。 愛くるしい、かわいい。 かわいくて、かわいくて、かわいい。 英語文字の題名”missing”。 ビラを配る夫婦に密着するテレビ取材。 女児失踪、そして、必死に情報提供を呼び掛ける親夫婦。 娘の行方は知れず。 娘を思う気持ちがあふれ出る母親、石原さとみ。 冷静に状況をとらえて妻に寄り添う夫、青木崇高。 失踪した姪と最後に一緒にいた母親の弟、森優作。 そして、母親の母、美保純。 新人テレビ記者、小野花梨。 先輩テレビ記者、中村倫也。 適材適所、みごとなキャスティングである。 石原さとみ、森優作、美保純の親子で似ているのがいい。家族に思える。中村倫也は感情を激しく表に出すことなどほぼない役どころなので芝居のしどころは難しかったと思うが、その役柄に合わせてよく演じていたと思う。石原さとみの時に激昂する、躁鬱の激しい母親役は絶品なのかもしれない。妻を思う青木崇高も良かった。特筆すべきは森優作であろう。彼の存在が物語に深みと味わいを与えていたと思う。頼りなく幼少期のトラウマを抱えている青年。その居住まいだけで作品に風合いを与えていた。 気になったのはカメラ。揺らぐカメラ。固定カメラで撮っていないのか、対象となる人物が座って動かなくてもカメラフレームがぼわぼわっと上下左右に揺らぐ。それが終始であった。舟にでも乗っているような揺れがあった。それは監督の意図として、娘が行方不明になった不安を、気持ちの落ち着きのなさを表現していたのだろうか。 みごとな作品であると思うが、感動というものがない。ゆえに、その感動を抜きにして作り上げた作品なのかもしれない。 2024年/日本/119分/G 監督:吉田恵輔 脚本:吉田恵輔 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.19 19:46:54
コメント(0) | コメントを書く
[映画館で見た映画] カテゴリの最新記事
|
|