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伊予原新「月まで三キロ」を読んだ時に「<対談 逢坂剛・伊与原新>馬力がある小説」という章が巻末にあり、馬力がある小説として逢坂剛を読みたくなり読んで見た。 読書レビュー 「月まで三キロ」伊与原新:著 新潮文庫
冒頭からなかなか惹きつける導入部で読みごたえもあった。 内容は充実していて展開も早いので飽くことがない。 悪徳刑事とまではいかないが、己の規範しか持ち合わせない短躯(たんく)<背の低い人>ながら異様に肩幅が広い最悪の刑事・禿富鷹秋が主人公。彼は腕っぷしが強く敏捷である。出て来る女たちは魅力的だ。 血も涙もない非情な暗黒社会を単独で捜査する強面。 読み始めて「新宿鮫」を想起したが、鮫島はよりステイリッシュで情がある。 情け無用のハゲタカは強烈な本だった。 ただあまりに強烈なので映像化されていないのかなぁ。 映像化されている百舌シリーズを読むかなぁ。 「カディスの赤い星」も読まねばなるまい。 禿鷹の夜 (文春文庫) [ 逢坂 剛 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.26 14:00:48
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