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カテゴリ:読書
『ホワイトラビット』 伊坂幸太郎 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)より ”仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていく――。「白兎(しろうさぎ)事件」の全貌を知ることができるのはあなただけ! 伊坂作品初心者から上級者まで没頭度MAX! あの泥棒も登場します。” 伊坂幸太郎の小説はこのようなものなのか。 「レ・ミゼラブル」を引用しながら、その作家・ビクjトル・ユゴーの形式をもって書いているとした本書「ホワイトラビット」。それだけで私の読書意欲は大きくなえた。しかしながら、詐欺師集団と誘拐が絡み、オリオオリオという不明な人物を探して、読み手の興味をそそる。誘拐犯に対峙する刑事、ネゴシエーターの思惑・行動なども興味深い。二転三転、物語が進行するにつれて次々と明かされる事実に驚きながら次の展開に翻弄される。虚々実々、荒唐無稽でいて波乱万丈なてんやわんや物語である。 痛快であったが感心しない文体に、どう感じればよいのかと思えた読後であった。 ホワイトラビット (新潮文庫) [ 伊坂 幸太郎 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.06 17:27:47
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