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カテゴリ:映画館で見た映画
(C)2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 実話ネタのカーレースの映画はこれまでずいぶんと見てきた。そのほとんどはレースに勝つことを主軸において描いている気がする。同様にこの作品もレースで勝つことが描かれるのであるが主軸はフェラーリその人の家族に置かれている気がする。奥さんと愛人とその息子に、である。 喧騒の中、生死をかけたレースが行われる。ドライバーとメカニックとの通信手段もなく、テレビカメラが追いかけることもなかった古い時代。山野を駆け巡るスピードレースは恐怖だったのではないだろうか。これでは万一、事故を起こしてもすぐには誰も助けてはくれないだろう。 妻と愛人の間を行き来するフェラーリの身の置き所のなさが不甲斐ない。妻の尻に敷かれ、優柔不断に見えるフェラーリである。窮地に陥ったフェラーリを助ける妻の言動が素敵である。 妻を演じたペネロペ・クルスの時による老け顔、若い時、元気な時と巧みに変えていたメイクが素晴らしかった。 衝撃的だったのはクライマックスと思える自動車事故のシーン。無残で悲惨なシーンであった。 2023年/アメリカ・イギリス・イタリア・サウジアラビア 130分/PG12 監督:マイケル・マン 原作:ブロック・イェーツ 脚本:トロイ・ケネディ・マーティン 出演:アダム・ドライバー、ペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリー、サラ・ガドン、ガブリエル・レオーネ、ジャック・オコンネル、パトリック・デンプシー原題:Ferrari(「フェラーリ」) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.28 23:36:39
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