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テーマ:読書(8613)
カテゴリ:読書
さすがの大沢在昌である。 800ページを越える長編、文庫本で上下巻。 読みごたえがあり、展開がどうなっていくか、はまって読んだ。 どんどん読んだ。 主人公は片田舎の廃れた港町に身寄りを訪ねてきた干場という中年にさしかかった男。この男の登場で穏やかだった田舎町が煽り立つ。 ”東京からほど遠くない場所に位置する山岬市、母が捨てた故郷にアメリカ育ちの干場功一は帰ってきた。お殿さまと呼ばれた大地主の伯父、干場伝衛門は全財産を市に寄付して六年前に亡くなっており、お陰で財政破綻寸前の港町は立ち直ったという。そこへ突如、遺産相続人が現れたことで、かつて利権に群がった政治家や企業は色めき立ち──。閉塞感漂う田舎町で疑心暗鬼の人間ドラマが幕を開ける。” Amazon.co.jp: 罪深き海辺 上 (集英社文庫) : 大沢 在昌: 本 より 途中、干場は身分証明書類を取るために東京へ。 もう一人の主人公というべき、刑事の安河内の捜査で展開していく。 ”大地主の遺産相続人、干場を懐柔しようとする者や、排除しようとする者があとを絶たない。様々な思惑が交錯するなか、悪徳警官や大物弁護士らの不審な死が立て続けに起こる。暴力団の抗争は激化し、進出企業の陰謀が露見。干場の存在を巡って、潜んでいた毒虫たちが動き出す。本当の悪は一体誰なのか。定年間際の刑事、安河内は命を懸けて真相解明に挑む。緊迫の長編サスペンス。” Amazon.co.jp: 罪深き海辺 下 (集英社文庫) : 大沢 在昌: 本 より クライマックスは大事件となり劇的な展開を見せる。 干場の真実は衝撃的であった。 圧巻!! 罪深き海辺 上 (集英社文庫(日本)) [ 大沢 在昌 ] 罪深き海辺 下 (集英社文庫(日本) 罪深き海辺 上) [ 大沢 在昌 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.13 10:33:31
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