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テーマ:最近観た映画。(40147)
カテゴリ:映画館で見た映画
(C)2024「九十歳。何がめでたい」製作委員会 (C)佐藤愛子/小学館 「老後の資金がありません!」がとても面白かったので、話題性ダントツの「九十歳。何がめでたい」を見に行った。映画館座席を前日に予約したのだが、その時はまだスカスカ。夕方だったが、その日最後の上映なのでお年寄りはそれほど見に来ないんだ。と思ったが、映画館に入るとそこそこ7割くらいは埋まっていただろうか。足元のおぼつかない老人もいて、年齢層が異常に高いと思えた。私の座席は真ん中右手後方。最後列の3列前あたりだったともう。スコンと一列空いていたように思うが、通路側と真ん中は座っていて、その後もCMの間は両脇とも空いていた。場内が暗くなり予告の後本編という時になってもまだポップコーンや飲料を買った観客が遅れてゴソゴソと入ってきていた。なんと「暗くてまだ目が慣れないの。見えないのよ」と老女の声がしてビールとお菓子(?)のトレイを持って私の列に入ってきた。「ここ?」「そこ」というやり取りで老女が私の前を通り左側に座った。いきなり私の側にあるカップホルダーにビールのカップを入れようとして。「ぐらぐら。入んないわ…」で娘と思しき老女が右側に座った。「そうじゃないわよ。」なんたらかんたらと私を飛び越えて話している。”ままよ”と思ったが娘老女に「替わりましょうか?」と聞くと、「いいんですか?すみません!」となり座席を交換することにした。かくしてと老女母と老女娘は並んで座り、しばらく何やら話していた。本編が始まっても話がやまないなら、文句を言わないとと思ったが、話していたのは予告の時だけ。映画に集中できて良かった。 ネット記事で見た老母と娘で見に来るとは本当だった。 さて、映画そのものは期待したほど面白くはなく。唐沢寿明が柄にもなくパワハラ、セクハラの編集者を演じ奮闘しているのがしっくりこないかな、悪くはないけど。いいと思えたのはLiLiCoと真矢ミキかな。タクシー運転手の三谷幸喜もクセは強めだがいい芝居だったと思う。主演・草笛光子は実年齢通りなので演じるよりもその存在感というものが重要でまずまず。ただやはり90歳での主演とは恐れ入る。小ネタのアルバムの写真のコスプレの数々は撮るのが大変だったろうなぁ、と思う。 とても見たかったので、見たことに満足した。 2024年/日本/99分/G 監督:前田哲 原作:佐藤藍子 脚本:大島里美 出演:草笛光子、唐沢寿明、藤間爽子、片岡千之助、中島瑠菜、オダギリジョー、清水ミチコ、LiLiCo、宮野真守、石田ひかり、三谷幸喜、木村多江、真矢ミキ お薦め度 「九十歳。何がめでたい」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.17 00:12:59
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