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テーマ:読書(8614)
カテゴリ:読書
ヤバイ!! 毒薬だ!劇薬だ! やはり、読んではいけない本なのだ、と思えた。 私の嗜好に反する“バカ”なんて言葉が入った本を読んで、一冊目に圧倒されて、続編まで読んでしまうとは。そして、その続編が前作よりも過激な毒が入った代物だった。 なんてこった。おもしろおかしく描かれているので、ついというか思わず没入してしまうが、そこには肯定できるような内容はひとつもない。 わが街(?)吉祥寺の書店が舞台となっているだけに親近感を覚え、いそいそと読んでしまうけれど、なんちゅう内容。そもそもこれほど店長という役職に値しない店長がいて、そこに努める契約社員上がりの正社員が、なんという境遇に追い込まれるのか……。 刺激の強さが現代を感じさせるが、男性作家を名乗る女性作家というのは女性作家がいなかった200年前と同じ(ジョルジュ・サンドとかね)と気づき、新しいと感じたものが旧いものなのかも、と考えてしまう。
新! 店長がバカすぎて (ハルキ文庫) [ 早見 和真 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.08.07 22:29:39
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