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テーマ:読書(8614)
カテゴリ:読書
(以下Amazonより) ”築21年の三階建て一軒家を購入し、一階部分を店舗用に改築。美容師の美保理にとって、これから夫の譲と暮らすこの家は、夢としあわせの象徴だった。朝、店先を通りかかった女性に「ここが『不幸の家』だって呼ばれているのを知っていて買われたの?」と言われるまでは――。わたしが不幸かどうかを決めるのは、他人ではない。『不幸の家』で自らのしあわせについて考えることになった五つの家族をふっくらと描く、傑作連作小説。”(以上Amazonより) 時系列がさかのぼる。 今の住民から、その前の住民へ、またその前の住民へとさかのぼる描かれる。このさかのぼるということ秀逸に思えた。”不幸の家”と呼ばれる、その見かけ、状況は一目見た限りでは、小耳にはさんだ限りでは不幸なゆな気がする。しかし、その内実は当事者でなければわからない喜びがあった。 素敵な物語、素敵な家族。 一軒の家が新築から20年を経ることで移り住んでいった家族たち。一見不幸に見えても幸せに思える転居である。 町田そのこさんの本、いいと思う。 好きだなぁ。 うつくしが丘の不幸の家 (創元文芸文庫) [ 町田 そのこ ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.21 00:15:10
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