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カテゴリ:映画館で見た映画
(C)Samsung Entertainment この映画「シュリ」を映画館で見られた幸せ。 1999年11月6日東京国際映画祭の渋谷公会堂での上映で見た。その衝撃。大感激したことを覚えている。 その後の劇場公開は2000年1月22日とあるから一足先に見ていたことになる。 予告編が韓国映画ばかりなのに閉口した。この映画「シュリ」は見たいけれど韓国映画を見たいわけではないから。 見始めて韓国を代表する世界的俳優、映画「パラサイト 半地下の家族」のソン・ガンホが出演していることに驚く。なんてことないおっさんのソン・ガンホしか記憶にないから、若くほっそりとした彼はかっこよかった。 冒頭、戦士を作り上げる北朝鮮の訓練があれやこれやと延々に映し出され、あまりのどぎつさに辟易してくる。銃撃戦や危険なカー・スタントが多く、とんでもない映画だ。銃撃戦で走り回るカメラはブレにブレて、映しているものはわかるにしても顔などは捉えようがない。その激しい動きが臨場感となって圧倒的切迫を観客に押し付けてくる。凄い!いや、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!ヤバすぎる映画である。 祖国統一のために命を懸ける。スパイとなった者の非情、哀哭。 忘れてしまっていたがゆえ、とんでもない銃撃戦に打ちのめされ、とんでもない映画だったのか、と思い始めた時に結婚・恋バナをはさみ、南北統一への妄信とも思える作戦。日韓ワールドカップを控えてのサッカー競技場での銃撃戦はヤバさを越えたヤバさで、すごかった。 デジタルリマスターで復元する上でカットされたのかと思ったほどのつながりがとぶ(切れる)シーンが二か所あったけれど、オリジナルも同じなのだろうか。突っ込みどころの小ネタや不手際なところが散見されるが、そんな細かいことは吹き飛ばして、魂に訴えかける南北統一への行動が胸を打ち、ないまぜとなった恋愛感情が感情を噴出させる。 映画館で見られて本当に良かった。 感無量。 1999年/韓国/125分/PG12 監督:カン・ジェギュ 脚本:カン・ジェギュ 出演:ハン・ソッキュ、キム・ユンジン、チェ・ミンシク、ソン・ガンホ、ユン・ジュサン、パク・ヨンウ 原題:Swiri(「シュリ」)お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.24 00:13:05
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