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テーマ:読書(8608)
カテゴリ:読書
バレーボールを題材にとった小説は初めて読んだ。 バレーボールといえば「アタックNo.1」や「サインはV」くらいしか思いつかないし、見ていない。オリンピックでのバレーボールも久しく見ていない。世間の人気と裏腹に私は興味がない。それゆえか8秒ルールを知らなかった。「八秒で跳べ」とは読んでみると、いかにもエンタメというか興味を持ってもらうための惹句と言えそうな題名であって、本来の内容からすると「八秒で打て」とすべきものなのかと思われる。審判に笛を吹かれたら八秒以内にサーブしなければならない、ゆえ。しかし、サーブもジャンプサーブというものがあるので「八秒で跳べ」は間違いとはいいきれない。 さて、その内容だが、中学でバレーボールをしていた男の子が進学校でもバレーボールを続けており、レギュラーもしくはセミレギュラーである。中学からの同級生はサブもしくは控えである。(チームメイトであって友達ではないようである)その彼が夜になる下校時、同級生の女の子と出会い、自転車での自損事故を起こす。そして…。 これは青春ドラマというか、部活が生活の中心の男の子が怪我をする中で気づくチームメイトや女の子の願いや思い、またまわりの人の気持ちにも気づいていくもので、最後には一皮むけた(?)彼の成長記録(?)である。作者の坪田侑也の著作歴を知ると、彼が苦心した小説を書く状況が反映されている気がした。 八秒で跳べ [ 坪田 侑也 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.10.14 10:00:29
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