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テーマ:読書(8614)
カテゴリ:読書
直木賞受賞作品「ともぐい」。 この表題である”ともぐい”は雄熊同士の一騎打ち以外、はっきりと認識できるものはなかった。多少、近いものはあったけれど。 さて、主人公は熊猟師である。 アイヌの爺さんに育てられた日本人の男。 生まれながら見様見真似で猟を覚え、山奥深く小屋で暮らす。一匹の猟犬といえるのか、犬がいる。 男は猟をし、山菜などを獲り、山を下りて近隣の村の大店に売りに行く。いや、買い取ってもらう。そこで見た盲目の女。 日露戦争目前の北海道で俗世とは縁を切り猟師として生き、猟師となくなって生きた男の障害が合描かれている。 読みごたえは十分。 ともぐい [ 河崎 秋子 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.17 12:13:07
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