すっかり観光気分だったのに
起きてしまった時の寂しさといったら!
もう一回寝たら続きが見れる?
以下今朝の夢
雪化粧の田んぼを歩いている。
薄暗く、人っ子一人いない。
わたしは、雪の結晶のことをぼんやり考えている。
歩きついたところは、
右側が切り立った崖。
左側が古い建物。
建物と崖の間はほんのちょっとしかないが、
その半分は、小学校の頃の同級生の作品で埋め尽くされ、
片足をかけるぐらいの隙間しかない。
わたしはそこを歩いて行かなければならない。
途中、何度も崖にふらりと落ちそうになるが、
いつの間にかあらわれた後ろの友人に抱きとめられ、
事なきを得る。
やっとたどり着いた足場は、
ブロック塀・・・よりもっと大きな石を積み上げた塀の
こちら側だ。
わたしたちは、その内側に入らなければならない。
塀を登る者、アーチを潜り抜ける者がいる中で、
わたしはどうしようか迷っていると、
塀にものすごい亀裂が入っていることに気づく。
「地震の被害だろうねぇ。古いからね」
友人と話す。
わたしは、塀を登ることをあきらめ、
アーチから中庭へ。
石が敷き詰められた回廊は、歴史を感じさせるたたずまい。
とても暗いが、中庭は打って変わってまぶしいくらい明るい。
扉は重厚な木でできていて、
一見開けるのは難しそうだが、簡単に開く。
わたしは向かって左側の部屋へ。
まぶしい陽光。
中は小さなパイやタルト、色とりどりのハーブティが用意されていて、
どうやら自由に飲食していいらしい。
わたしが、紫色のハーブティの入ったポットを手に取ろうとしたとき、
後ろから、
「ここのは、ちょっと」
と、中学の頃の担任が制した。
わたしは、ああ、修学旅行ではだめなのね。(突然そういう設定!)と考え、
「どこに行けばいいか迷っているので、
おすすめのところを教えてもらえますか」
と、担任に聞くと、
担任はA4サイズの地図を出しながら、
「この22と19の部屋がいいよ」
と教えてくれる。
わたしは礼を言って、また中庭を戻り、
今度は、来た道と逆に中庭を突っ切って建物の外に出、
もう一度入りなおす。
今度わたしが入ったところは、地下道か穴倉の様に暗く、
向こうから一人の隠者がろうそくに火を灯しながらこちらに向かってくる。
腰に差しているナイフの、木の柄が見える。
ここは観光地だから、演出なんだと思ってもちょっと怖い。
すぐに左手の部屋に飛び込むと、
講堂か何かで、ただ一つ変わっているのは、その傾斜だ。
わたしの立っているところが一番低く、
ものすごい急斜面に細かな石階段がきざまれている。
ここは、比較的観光客がたくさん来ていて、
老夫婦の姿も見える。
わたしは、階段を上までのぼり、右手の中庭を経て別棟へ。
今度の部屋は、広々とした空間に、
ソファ、皿や壷などの装飾品が配置してあり、
入って正面が全部窓になっているため、
とても明るく好ましい部屋だ。
オルレアン公が・・・とかいう説明が流れている。
この部屋には、同級生たちがもうすでに数人来ているようだ。
わたしはカメラを持っていることを思い出し、
その美しいカーテンに彩られた窓をカメラに収める。
ちょっとレースのカーテンが邪魔だと思い、
紐を引っ張ってレースのカーテンを上げ、
もう一度同じところを写す。
右手に続きの部屋が見えた。
そこには、最古のロボットが3台展示してあり、
そのうちの一台が動いているのが見えた。
ああ、このロボットはパンフレットで見たヤツだ、
と考えたわたしはカメラを手にそちらに向かおうとする。
オワリ
もっと洋館の中を見て回りたかったのに、
こうらいにんじん(夫)のラジオ体操の音でめざめるという(笑)
作品を崖に並べていた同級生や、
中学の担任は、あまり好きな人達ではなかったはずなのに、
夢に出てくるなんて強烈な印象の人たちだったんだろうなぁ。
なぜヨーロッパの洋館にロボット・・・と思うが、
そこは夢なので突っ込まんでくれぃ。