3度目の薬物所持で逮捕された
田代まさしの姿は痛々しかったですね。
芸能界復帰に向けての
人々の嘆願も応援も一瞬にして無に。
それほどに深淵は灰いモノなんですかねぇ
失った家族・仕事・未来と引き換えにしても
薬を選んでしまうのはナゼなんでしょうと
コメンテーターは言っていたけど
一度陽のあたっている場所から
影の場所を覗いてしまった人にしか
多分わからない矛盾した選択なんでしょうな。
『怪物と戦う者は、みずからも怪物とならぬように心せよ。
汝が久しく深淵を見入るとき、深淵もまた汝を見入るのである』
あまりにも有名なニーチェの言葉である。
道徳的に悪と言うことも
見方を変えれば幸福なのかもしれない。
好き勝手な批評・批判は簡単にできても
それがなぜいけないのか・批判している
自分はどうなのか。
正しい・間違いの基準とは何か?
善悪両方の彼岸を覗けた彼もまた
精神の崩壊により狂死しているわけで。
ずっと自分と自分の血と戦い続けていた
人間のひとりだったんだとオラは思った。
『魍魎の匣』の中の京極堂もこう言っている
『幸せになることは簡単なんだ
人を辞めてしまえばいいのさ』
求めて得られないものを手にするには
彼岸に行くしかないのかもしれない。
けれど、光のあるところに必ず影が
あったとしても
すべてを闇に閉ざされないように
生きていけたらいいなと
自分が創り出す闇に他人を巻き込むことの
ないよう生きていきたいと思うオラでした。
言葉が創り出す闇に
みんなが惑わされないよう祈ってます。
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最終更新日
2010年09月18日 12時39分19秒
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