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2009年11月05日
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カテゴリ:教育・育児

おこだでませんように 

Sophiaが学校から絵本を借りてきた。

本読みの上手なSophiaである。得意げに、母親に読みきかせをする。

「おこだでませんように」

主人公「ぼく」はまるでSophiaや長男のようである。

決して悪意のない、子供らしい感性で、素直に健気に生きている小1の「ぼく」。

「ぼく」が良かれとしてしたことは、いつも裏目にでる。

決して悪い事をしようと思っているのではない。

いつも怒られている「ぼく」が七夕のたんざくに、一生懸命純粋なお願いをした。

「おこだでませんように」

・・・・・私は、泣いた。涙を抑えることができなかった。

 

「お母さん、何が悲しいの?ひとつも悲しくないよ。」読んでいるSophiaはきょとんとしていた。

小一、子供としての記憶が蘇る。

私もこの「ぼく」だったのだ・・・・・・。

 

この絵本、絵もとてもいい。私を小一に戻してくれた。

辛い体験だけど、敢えてその辛さに向き合わせてくれた。

 

この絵本では、どんな状況で「ぼく」が怒られることになるか、とてもよく描写されている。

絵本の中で、「ぼく」の家には、かあちゃんと妹と「ぼく」しかいない。

母親が女手ひとつで必死に働いて子供達を育てているのではないだろうか?

「なんで母さんの一生懸命な頑張りをわかってくれないの?」

そんな母親の叫びが聞こえてきそうだ。

そんな状況を理解しているからこそ、「ぼく」は「おこだでませんように」と短冊にかいたのだろう。

その思いが痛いように伝わってきたため、私は深夜、泣いた。

 

明日は両眼瞼が腫れあがるだろう・・・・。

親子とも、多くの感慨をもたらしたこの絵本、ただ脱帽である。






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最終更新日  2009年11月07日 01時34分32秒
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