赤木ファイル
私も当時は怒りを覚えた『森友学園改ざん問題』。これで『忖度』という言葉が流行語となったが、笑い話では済まされないだろう。国がようやく「赤木ファイル」の存在を認め、来月にも開示するとしている。なんでそんなに時間がかかるのか?これは私の勘繰りになるが書いてみたい。赤木ファイルは膨大な量に及ぶと報道されている。開示するまでに時間がかかる理由、それは開示する範囲を綿密に練るために時間が必要だからではないだろうか。誰しも自分達の首を絞めるような情報を開示するはずはない。個人名などの固有名詞には、おそらく"黒塗り"で覆うのではないだろうか。この題材を扱った新聞を読んでみても、開示の範囲が問題、と記されている。また、今回の開示で"黒塗り"が多用されると、もう国民は国を信用しないだろうとも。その通りだ。そしてなぜ今このタイミングで開示しようとしたのか、そこにも疑念が残る。コロナへの対応が遅い、東京オリンピックは止めるべきでは? などの国民からの苦情をかわす狙いもあるのではないだろうか。いずれにせよ、どういった範囲が開示されるのか、注目すべきはその一点だ。