カテゴリ:テレビ・映画
2時間もので3夜に渡って放映されましたね。全部見ました。
祖父が「神風特攻隊員」として戦死し、その孫達が祖父の生きざまを知ろうとして、祖父の戦友を訪ねて歩く・・・というストーリー。 "戦争賛美"だという意見もありますが、私はそのように受け取りませんでしたね。 上官が、まだ20歳にも満たない若い10数人の操縦士達を招集し、 「特攻を希望するものは一歩前に出ろ」という。 殆ど全員が前に出る中、祖父だけが前に出ない。 祖父は「私は命が惜しい」と返答する。上官は、この非国民めが! と言わんばかりに祖父を殴る。 祖国に残した妻子の元に戻りたいがための祖父の返答。 そのような祖父が、なぜ特攻隊に志願して死んだのか、その理由を孫達が解き明かしていく。 強制志願だったのでは? 軍の兵士の命に対する軽視では? 特攻隊員は、国のために大手を挙げて歓んで死んでいったのではない! など、いろいろな意見が紹介されました。 神風特攻隊は正式には、神風特別攻撃隊(しんぷう とくべつ こうげきたい)と言われるらしい。 第1号は、フィリピンのマバラカット飛行場から飛び立ったとされ、敵国空母の滑走用甲板を破壊して、敵機が空母から飛び立つのを阻止するのが任務。ゼロ戦に爆弾を搭載し、甲板めがけて自爆する。ゼロ戦とカッコ良く聞こえるが、実は整備の行き届いていない不良機も多かったらしく、出撃直後にエンジン不調で不時着して、任務遂行できなかったケースも多くあったという。 特攻隊が飛び立った飛行場は日本国内にもある。有名なのは、私も行ったことがあるが、鹿児島の知覧。そして沖縄。記念館もあり、隊員が飛び立つ前夜に書いたとされる手紙もある。読むと涙することになる。 一言でいえば戦争が巻き起こした悲劇であるが、簡単に済ますこともできないであろう。二度とこのような悲劇を起こさない、あるいは巻き込まれないために、今後どのような生き方をしなければならないのか、考えさせられた番組でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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