テーマ:旅の写真(3473)
カテゴリ:旅行
はい、これが大阪阿倍野区の天王寺駅出口にそびえたつ「あべのハルカス」。 展望台から眺める観光ではなく、今回はこのビルディングの"裏舞台"、すなわち先端技術を知るためのツアーに参加しました。 まずは地下から。ビルの地下には雨水を貯められる水槽があります。水が落下するときの力を利用して水力発電もおこなわれています。ガラス板の下に水槽があります。 また受水槽もあります。これは飲料水用であり、自然災害で断水しても数日間は耐え忍ぶことができるとのこと。 このビル内で生じる生ゴミを回収してメタンガスを精製して発電もしています。 冷凍機は、ガス吸収式やインバータ式ターボ冷凍機などが地下に並んでいます。ビルに冷熱を供給するために、冷凍機で氷を作って貯めているのです。 もちろん消防用設備もあります。スプリンクラーに水を送る装置でしょう。 電気は、この高圧変圧器に数万ボルトで受電しています。 もちろんこのビルディングでは、太陽光発電もおこなっています。 次は、耐震化です。地震国日本では最も考えておかなくてはならないことでしょう。 これは、ビルの高いところに位置する振り子式の制振装置、ビルが揺れるとこの重りが振動を打ち消す方向に振れる仕組みです。大地震が発生しても倒壊せず、小規模の被害しか受けないとのこと。 またビルの柱には、きちんと「ブレース」と呼ばれる筋交いが多数取り付けられています。 これで裏舞台の紹介は終わりです。 さて、いよいよ展望台からの眺めを楽しむ時間となりました。 16階から一気に60階までエレベータで昇ります。 床面に透明ガラスを敷いている箇所もあります。恐る恐る近づいてみました。私の足です。 天王寺公園、通天閣、御堂筋の道路が見えます。 最上階は天井のない、このような構造になっています。 2時間ほどのツアーでしたが、超高層ビルで用いられている先端技術を見ることができ、そして最上階からの素晴らしい眺めも楽しめました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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