カテゴリ:車のデータ
皆さんはオーバーヒートの経験、ありますか? 私は一度だけ経験しています。
過去の日記で触れたかもしれませんが、 車を初めて所有した35年ほど前の話。ラジエターとエンジンをつなぐゴムホースが破れて水蒸気が吹き出していました。 当時、私は20才ほどの若造。ボンネットを開いて途方に暮れていたら、たまたま近くに居合わせた初老の紳士が修理してくれました。今でもはっきりと記憶に残っていますが、破れたホースを部分的に切り取ってつないでくれたのです。その時は本当に感謝感謝でしたねー。 車のオーバーヒートは、エンジンで発生する熱を冷却する能力が低下した時に発生します。 冷却能力の低下原因は、冷却水漏れによる冷却水量の低下がほとんどだと言えます。 ですから、私の経験したオーバーヒートもこれに該当しており、ホース破れにより水量が低下して冷却能力が低下したのが原因です。 さて、昨日、すごく天気が良かったので、気温21℃の中、短距離ドライブをしました。 途中、だらだらと続く上り坂をエンジン駆動で登りきったところでアクアの水温計が96℃を指していました。初めて見た高い温度です。原因ははっきりしています、「グリル塞ぎ」です。故意に冷却能力を下げているのですから。 ここで以前お示しした、冷却ファン起動停止線図が活きる訳です。 私が見た96℃は、この線図ではファンが低速回転し始める温度でした。それ以上の温度には至りませんでしたので、ファンの回転で冷却能力が回復した、と言うことになります。 オーバーヒート気味であることの挙動として、 この線図で言いますと、水温が102℃を超えてずるずると上昇の一途をたどるようであれば、冷却能力の低下を疑わなくてはなりません。 巷では、120~140℃でも大丈夫、との記述もありますが、いつもはそこまで上昇しないのにそうなる場合は、どこかに異常があると解して点検することをお勧めします。 冷却水温度が上がった時の対処方法のひとつとして、ヒーター設定温度を最大にしてファンを回してやることです。これによって冷却水の熱が奪われて温度低下に寄与します。 昨日も実際にこの手法を使って水温を下げてみました。全ての窓を半開にして・・・。そうでもしなければ暑くなりますので。(笑) 下は昨日のウォームスタート後の表示です。 この時期でも条件が良ければ、こんな数字も出るのですね。 そして最近のアベレージは下です。 単発的に昨日のような数字を出しても、平均30以上の維持はなかなか難しい時期ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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