テーマ:自動車の燃費(1018)
カテゴリ:なんとかならぬか
某メーカーの燃費偽装について一言。
下の写真のような「シャシーダイナモ」という装置のローラーの上にタイヤを位置させ、 ローラーに抵抗をかけた状態で駆動輪を回転させて燃費を計測します。 【写真は、"アメ車ワールド"さんから。】 この度は、このローラーの負荷が低目に設定された状態で計測されたとのこと。 負荷が小さければ、ローラーを回転させるエネルギーは少なくてよく、燃料消費量が 低めに計測されるという仕組み。 ただ、この設定すべき負荷数値は、「メーカーからの申告値」と言いますから、騙そうと 考えれば、いつでもできるというもので、性善説が前提のシステムですね。 その設定値とは、このブログでもよく申し上げている、 ・タイヤの転がり抵抗 ・空気抵抗 に関係しています。 この「メーカーからの申告値」というのが曲者なので、この値についても国交省が介入して 妥当性を判断する仕組みにしなければならないと思います。 もちろん偽装したメーカーは猛省して再発防止に取り組まねばなりませんが、国としても この計測システムに悪意が入り込まないような工夫が必要だと、私は感じます。 この悪事が、軽自動車の熾烈な低燃費化競争によって発生したのは、間違いないですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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