テーマ:ハイブリッド・カー(58)
カテゴリ:車
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私の日記において、よく読まれているのが、やはりハイブリッド車やアクアに関する記事です。 タイトルに記した「ポンピングロス」という言葉は車用語で、エンジンにガソリンを吹き込まなくても、クランクシャフトが回ってピストンシリンダーが動作している時、ポンプのようにして空気を吸ったり吐いたりしている時の抵抗分のエネルギーロスを意味しています。 一般的にガソリン車は、この現象を利用して「エンジンブレーキ」を掛けています。 しかし低燃費を目指している例えばハイブリッド車の場合、このロスは非常に邪魔になりますので、クラッチや歯車を用いてタイヤへの駆動伝達軸からエンジンを分離するようにしたのが、トヨタTHSでありホンダDCTの機構です。 ハイブリッド車の場合、アクセルから足を離した時にエンジンブレーキが効かない所以がそこにあります。 また、あまりこのようにして走ることはありませんが、マニュアルのガソリン車でも走行中にクラッチを踏むと、エンジンの出力軸とタイヤを駆動させる軸とが分離して、エンジンからの抵抗を受けずして走れます。 逆に、トヨタTHSの場合のシフトBポジション(=ブレーキポジション)は、強制的にエンジンと繋げてこの「ポンピングロス」を利用してエンジンブレーキを掛けているのです。 ハイブリッド車が低燃費を実現できる要点は二つ、 1)ガソリンの噴射を止めるか減らすかして、電気モーターで走る 2)エンジンから受ける抵抗(=ポンピングロス)を低減化して走行できること の二つに他なりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.08.18 14:08:26
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