カテゴリ:事故・事件
亀裂箇所は、上の図の細くなっている部分で起こっているようですね。 その部分は、車体の過重が最も集中する部位であり、専門用語では、「応力集中」と言っています。 近傍には、スプリングの台座を溶接していることもあり、溶接の影響によって部材の強度を低下させた要因もあると思われます。 もっともこの亀裂は時間をかけて進展したものであって、いわゆる繰り返しひずみによる金属疲労が原因と言えますが。 わずかな亀裂を点検で見つけ出すのは難しいのですが、点検の在り方や方法を見直す必要がありますね。 モーター軸の継手(つぎて)からのオイル漏れや焦げたような異臭もあったようですが、それを発生させたのは、この亀裂が原因だと思います。モーター軸の真ずれを起こしたのでしょう。 前職では機械設計をしていたので、発生するトラブルは幾多と見てきています。 まさに、JAL 123便 の飛行機墜落事故の時に流行語となった「金属疲労」ですね。 まさか大手企業の金属強度データねつ造とは関係ないと思いますが。 "関連日記" お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.12.20 08:24:33
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