二回目のプロポーズ
本気なのか不明なんだけど…約二年程前に知り合ったときから彼はずっと私と一緒にいたいこと一緒にいる未来予想図を胸に描いていたというつまり結婚のことを言っていたその時から考えてみると今も言っていることは変わっていない初めて私を見た瞬間にこの人だこの人以外もういないって思ったという、私は…こんな言葉を信じるほど幼くはない男の人にはこういう言葉を簡単に言う人が多いからだその内飽きるだろうと思っていた14歳も年下で私に言わせれば、かなりのプレイボーイ(どうでもいいことだが人に言わせれば、顔は芸能人でいえば石田純一、見方によってはナインティナイン(NINETY-NINE)のやべっち似だと会った人ごとに言う)そんな彼が今回の生きる中での私の行き詰りにそれまでになく困惑したらしい。彼…大きい借金に養育費…給料の大半は消えていく中でホント結婚なんかできるわけない彼自身の状況。実は前回のプロポーズの時、これを理由に私は結婚を断った。私の行き詰まりにはお金は関係ないのだ。お金では困ってはいないのにこの上この借金を背負ったらとんでもないことになると思ったからだ。経営者じゃないのに借金とかお金でトラブルしている人には全く興味はなかった。この人と結婚しても生活はできないと感じ、付き合うことを避けはじめた。電話も出なかった。でも彼は人も驚くほどのかなりのプラス思考の人間だった。どんなことにもめげない人種なのだ。彼が買い未だにローンを払い続けながらも今も元嫁が住み続けているマンションの権利書を返してもらうという。今、拠点がない私の不安定な状況を見て先ず、自分と私が暮らせる安心した家を探すことを真剣に思ったらしい。私が生きられる後何年かの安心して暮らせる生活を考えてくれたのかもしれない。三、四年前どうしても元嫁と離婚したくて多額の養育費を約束し、家まで提供した男気の強いプライドを彼は捨る決心をしたのかもしれない…実家に近い関東の地で家が決まったら反対されてる私の両親に私とのことを話しに行くのだとか…私が田舎に帰ったなら家や車を買ってもらう話もきっぱり断って自分が私とこれからの人生を一生懸命に働いて…それでも苦労するだろうけど最後まで添い遂げたいと話すのだそうだ。私が先に逝ってしまうその時もそばを離れず看取るとことを両親に約束するというのだ。私は絶句した。これを寝たきりになった父がなんというか、心臓は大丈夫なのか、心配だけど彼を見つめてみようとふと思っている。私のどこがいいのよ?動物的勘なんだよ…ちーでなきゃだめなんだどんなことがあってもちーを守るお前がかわいいんだどんな日も俺のそばにいてほしいこの先の苦労がみえてるけどどこまで身体がもつかわからない自信なんて全くないだけどここまでの気持ちを今までもらったことがない。もしこれが本当の気持ちならばじっとここで待っていてもきっと迎えに来るはず…その時は私も精一杯に応えようか