JAZZ & TALK NIGHT
やっと更新が追いついたのに、結局1週間もサボっちまったい…(^^;今夜は町のイベント、JAZZ & TALK NIGHTに行って来ました。ボランティアで公民館に通っていた関係上、企画段階から噂に聞いており、広報が始まる前から宣伝部長(笑)頼まれてたイベントです。お招きしたのは、JAZZの部でピアニストの吉岡秀晃さん、TALKの部で不良牧師のアーサー・ホーランド師。何れも、その世界では超有名な方ですね…無謀だよ、小鹿野町。たかだか人口14,000人強の町で、こんな大物お呼びしちゃうなんて、無謀だよ小鹿野町!!私はアーサーの隠れファンなので(笑)、内心メチャメチャ楽しみだったんですけどね(笑)。しかし。いやぁ…感動した。私、実はジャズって苦手意識あったりします。いや…飽く迄意識なんですけど。なんつーの?ラグタイム?だっけ?あの、黒人系に多いアドリブでリズム狂わせるタイプのジャズ、ありますよね。アレ聴いてると吐き気して来るんですよ…リズムが狂ってると、気分が悪い。多分、本場でやってる人たちの演奏を聴けば、そんなことないんだと思うけど、ホラ…日本人て、基本的にキッチリしてるでしょ?キッチリ演奏してキッチリ狂わされると、それって底から出てくるものじゃないから、心地悪い。だし、アメリカ人の演奏聞いても、CDってやっぱりそこにあるスピリットまで記録できる訳じゃないから、もっと気持ち悪い。ってな訳で、苦手意識が強いんですよ。ちなみに今日の演奏は、3Pバンドだったんですけど、ドラム&ベースはソロでもリズムまでは崩さない系でした。安心。もちろんジャズですから、吉岡さん自身は凄かったですよ。何か、全身から音が出てる感じでした。惜しむらくは会場なんだけどね…音響、酷いな(笑)。序盤、CD聴いてるみたいだったもん。低音が全然客席に響かなくて。中盤過ぎて、演奏者がノッてきた所為なのか、こっちが慣れてきたのか、あんまり気にならなくなりましたけどね。アーサーは…アーサーは…すげー人でした。如何せん、登場第一声が「夜なのにアーサー!昼でもアーサー!!」でしたからね(爆笑)。アーサーは、イメージしてたのと全然違う人でした。伝道師の鑑と仰いでいる方なんですけど、これまでの印象ではもっと破壊的、というか、攻撃性の強い人だと思ってたんですよ。でも、すげー熱くて、あったかい人でした。ま、ある意味破戒的ではあるけどね(笑)。長い間、私もキリスト教とは繋がりを持って生きていたし、信徒ではないけれど信仰に近い感情はあるんですよ。でも、そこにある…まぁ、アーサーの威を借れば「偽善的」なものが嫌で、一線を越えない決意をして来ました。まぁ…つまり…そうなんだよ、アーサー!!I'm GLAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAD to see YOU!!あんた、キリスト者だよ!!アーサーの話を聞いて、考えちまいました。「まず隣人を愛せ、そして敵を愛せ」というキリストの言葉は、小さなコミュニティを意味しないのだ。我々が愛すべきは“同朋”なのだ。始まりは、自分と自分の周りにある極々小規模な集団…例えば、私にとっては家族であるGさんであり、友人であるZAMIさんであり八嬢であり(あ、他にもいますよ、友達。一応。一応代表って事で…、笑)、即席バンドの『cLOVEr』であり、ブック・ボランティア・サークル『てっこはっこ』であるだろう。だけど、それだけじゃない。小鹿野町民は、私の同朋なのだ。日本国民は、私の同朋なのだ。モンゴロイドは、私の同朋なのだ…って考えてったら、世界中の人間は同朋であり、最早動物全てが同朋であり、地球上にある生命全てが同朋なのだよ。もしかしたら宇宙のどこかにいるかもしれない生命も、同朋だ。でも、そこまではまだ愛しきれないので、取り敢えず小鹿野町民くらいで抑えておいて…その、同じ小鹿野町民の中に、全く考え方の相容れない人間がいたとしよう。最も小さく、最も弱い敵。まずは、そいつを愛してみようじゃないか。愛するったって、何も全部を受け入れようとする必要はなかろうよ?ただ、排除せず、攻撃せず、居場所を奪わなければ良いだけじゃないのかな。そして、そいつを愛する人間に出会った時、何かを理解できるかもしれない。そうして友達になった人間が、確かにいるもん。SAKIさんは、今でも考え方という意味では全然反りが逢わない。けど、ZAMIさんがいて、アキラさんがいて、考え方が違うんだという事が解ったから、仲良しです。ま、幸いにもお互い理解できない事を放置できない性質なので、そこに一致を見た御蔭なんでしょうけど。ただ、排除せず、攻撃せず、居場所を与えた結果、我々は“敵”ではなく“同朋”となった、と。それだけのことなんだけどね。結局、敵とは何のことだ?そんなものは存在するのか?…するのだ。残念なことに。別に、神がいると言ったから、って理由じゃないぞ(笑)。存在するのだよ…誰よりも近くに。それは、自分自身なのだよ。それって、別にキリスト教を信仰することと関係ないと思わんかね。キリスト教という枠を超えて、人間である自分自身に問いかけてはいないかね。…ってなことを考えました。アーサーは多分、こんな話はしてないと思う。ってゆーか記憶にない。アーサーが言ったのは、「同じ日本人の血が流れている、同朋じゃないか」という話と、「自分に打ち勝つ力を」という祈りと。ちょっとだけ神学的な話。アーサーは1度も「神の御名において」とは言わなかったけど、私には、それは非常に信仰的に見えた。もちろん、それは私がキリスト教に若干詳しいというだけの事だよ。でもさ、キリスト教徒を増やすことではなく、自分が信仰によって得た心を誰かに伝えること、それで誰かが誰かを愛することが出来るなら、それが伝道なんだと思う。それが、アーサーが牧師であるという事なんだと思う。「愛する」という意味を伝えられたなら、別にその人が洗礼を受けなくたって、全然構わないんだと思う。伝道者ってのは、人を愛する生き方を実践する人間なんじゃないかな。キリストも、そういう人だったんじゃないかな。真面目な信徒に怒られそうだ(汗)。何はともあれ。惚れました。サインもらっちゃったよ。握手してもらっちゃったよ。「また来て下さい」って言っちゃったよ!!!揚句にバイク触っちゃったよ(≧▽≦)ウキャー興奮冷めやらず。しかし。お客さん、入ってたわ~…良かった~(心底安心)。直前の状況で、不安で仕方なかったのです。だってさ、ポスター刷ったのは知ってるのに、殆ど見かけなかったし。ZAMIさん誘ったら(来てくれたんだけどね、YUKAちゃんと)、秩父市内にはそんな情報流れてないって言うし。過去にも、口コミだけでどーにかしようという姿勢が度々見えた我が町。そもそも今日この日にこういうイベントをやる意味も解らない…中学校の文化祭とかある日なんだぜぃ?中学生来られんやん(来てたけど…オヤビンJr.)。昨夜なんか不安でさ~…これで人入り悪かったら、今後こういうイベントもうやらないんでしょ?寝らんなかったもん、真面目に。どうやって人寄せしたんだろう…???でも、今回の成功に安座せず、精進してもらいたいもんだわ、全く。吉岡さんもステージで、「また機会があるなら」的な事を言ってくれたし、アーサーも「また来てぇよ!」と言ってくれた。そういう優しい言葉に、応えられる町になって欲しい。そして、して行きたい。その為に出来ることがあるなら、是非にも手伝いたい。人口14,000人強、折角の小規模自治体なんだから、人の心に応えられる町政であってくれ。なんてな。相当影響されてんな~アーサーに(笑)。余談ですが、前々からZAMIさんがオヤビンに会いたがっていたので、今日は顔合わせできるかしら、と思ったのですが…成らず。ってゆーか大笑い。私がアーサーにサインを貰いに行くので別れたら、アーサーのすぐ傍にオヤビンがいた…ナンテコッタイ。