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四葉になりたいクローバー

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krow-ber

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2005年12月14日
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カテゴリ:私スタイル



先日、友人からこんなことを言われた。

あなたは、人を愛することよりも
分析することに執着しすぎている。

それでは、家族があなたを見て
プレッシャーとなってしまうのでは?

と。

私は、自分のできる限りのことは
どれだけ困難であってもやり遂げようとする。

どんなに些細なことも

手伝って!と一声かけたら
少しでも気持ちが楽になるであろう。

なのになぜ、
自分ひとりで全てをこなそうとするのか?

それは

人に期待をしないから。

今まで主人とであってから10年間
ずっと期待はしてこなかった。

そのため心身ともにとても疲れて
何度となく気持ちがいっぱいいっぱいになって
別れも切り出した。

なぜ

それでも甘えなかったかといったら
主人が自分の意思で人に何かしてやることの喜びを知ってほしかったからである。

この10年間
雨が降って後部座席の子供をチャイルドシートに乗せるたびに思っていたことがある。

「自分だけさっさと、運転席に乗り込み、タバコをふかしていないで、
チャイルドシートに乗せている間だけ傘をもって!」

私は常に女子席に乗り込むとずぶ濡れだった。
その私に気も留めずドアを閉めた瞬間車は発進するんだ。

私のおじいちゃんが死んだときもそうだった。
お葬式の日に、私は別室で争葬儀の様子をモニターを見ながらの出席だった。

まだ幼い子供達のミルクやオムツの大量の荷物と共に
子供達が飽きて泣いてしまうことを察して上の子の手を引き、下の子を抱きかかえ、荷物を背負い、葬儀の場から会場をあとにしたんだ。

主人は平然と葬儀に参列。

その光景をモニターでじっと見詰めた。

すると私の母は、発狂した。

あなたのおじいちゃんが死んだんじゃないんだよ!
なんで自分の奥さんのおじいちゃんが死んだのに
こんなところに来てまで子供と荷物でいっぱいいっぱいにさせるのよ!

何のために一緒に来たのよ!

と。

でも、私は何も言わなかった。

私の母に突然そのようなことを言われ
主人は戸惑っていたのを察したからである。

私は主人にこういった。

「いいの。大丈夫だよ。」

かつての主人は、人の気持ちを優先して考えることが
日常化していなかったのかもしれない。

そういった育ち方をしてこなかったからなのかもしれない。

知らないことを頭ごなしに言われても、
知らなかったことを無理にやらせようとしても、
自分の意志で動くことが大事だと私はおもうんだ。

なぜ俺がこんなことまでしなければならないのか?

と、不満を抱くような気持ちにはなってほしくなかったから
私は今まで、全てを自分ひとりでやってきたつもりだ。

しかし

3人目が産まれて主人とであって10年目の今、
ようやく芽が出てきたのだ。

主人は、

うちの中では座っていることがないというような私を
座らせることを実現させた。

どんなに隙を見せないよう
主人が手を貸してくれる前にやってのけようとしても
主人は小さな隙を見つけるとすかさずささっと入り込み
私の負担を軽くしようとする。

私が出かけていて
主人の帰りが少し早く、私が主人よりもあとに帰宅すると

あわただしく夕飯の支度を始める。

が、しかし

ご飯は炊けているし部屋も片付いている。
ベランダに大量に干して出かけたはずの洗濯物がない。

全てタンスの中にしまわれている。
風呂もすぐに入れる状態。

子供達の布団もひいてある。

その好意に今、
この上ない喜びを感じることができる。

私にとってそれは、当たり前ではないんだ。

出かけるときは、抱っこ派のチビも
私がすかさず抱っこをしていれば横取りするような感じで
自分が抱き、ショッピングを楽しませてくれる。

チャイルドシートに乗せるのも、パパの役割という習慣になりつつある。

しかしそれが当たり前となってしまわないよう
私は進んで抱っこも代わるし、チャイルドシートから下ろすときも
助手席からさっさと出て、母親である私がやらねばならないこととして
主人よりも先に行動しなければならないとか、主人の好意を更に向上させるために
対抗心ではないかというほどの夫婦が助け合って協力し合って
子育てをし、妻を夫を思いやる気持ちというものをお互いが心の中で
実感しそれを強化してゆきたいと思っている。

その心の芽が出るまで10年かかった。

その芽は一年でどれだけ伸びたことだろうか。
これから先も、その芽に花を咲かせることができるよう
主人が知らないことは私が手本となって頑張り続ける。

人が難なくやり遂げていることでも
いざ自分がやってみると、そのことができるようになるまで
どれだけの苦労をしてきたか、どれだけ頑張ってできるようになったのかを知ることができる。

人から、難なくやっていると思われ、評価を得るよりも
その裏にある努力を沢山知ることができるということのほうが肝心。

でもその考えが

家族にとってプレッシャーとなっていると言われた時
私は息をのんだ。

確かに、私が全てをやろうとすればするほど

家族は皆、何かあわただしくなる。

各自、自分は他になにをしようか?
何をしたらいいだろうか?
自分だけ座っていていいのだろうか?というような
気持ちにさせてしまうのかもしれない。

近頃、長女は
そんな家族の団結?があろうとも、何もしない。

自分だけ寝転がって、テレビを見るとか
好きなことをする。

みんなが協力しておもちゃや部屋を片付けていても
手伝おうともしない。

家族の輪からあえて、はみ出そうとするんだ。
主人の好意という芽が出たと思ったら、
長女の芽の方は何か別の肥料をほしがって、私を混乱させ
家族がうまい具合に同じ方向をむいて過ごすということが実現しない。

我が家はいつも誰かが一人だけ
突っ走っている。

だから

私も、私の家族も
違った人間なんだなあ・・・と実感してしまう。

だから

一人で頑張ろうとする。

誰かに褒められたいとか
認められたいとか
そんなんじゃなく
自分が何かをしてやりたい
そのおかげで相手が楽になるのなら自分は苦労しても
その苦労が喜びになるその喜びを沢山知ってゆきたい。

私の家族が、そんな人間になってくれたら
幸せなんだけどなあ・・・。

そんな私の考え方、生き方が家族にとって主人にとって
プレッシャーなのでしょう・・・。





~わたし論~





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Last updated  2005年12月14日 10時55分16秒
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