つれづれ日記

いやー凄かった。久々にスゴイの見れました。
見終わった時は脱力するくらいに入り込んで見ました。

ナタリー・ポートマンのバレリーナとしての肉体も見事だし、
繊細さと可憐さと内に秘めた大火のごとく激しい衝動の描き方も素晴らしかった。
『狂気がなせる美』は何か一つ大きな物を越えた時にあたらな世界の扉開くように待っていた。一線、それがニナにとっては母からの抑圧が発端と思わせる表面を覆いつくしている良い子の自分。トマはニナに自分を解放することを何度と無く指導する。内なる自分の炎を刺激するリリーの存在。

現実かそれども幻覚、妄想か？心が揺さぶられ主役への執着とそれにしがみつきながらももがいて思うように出来ない自分への苛立ち。奪われてしまうかもしれない、その危惧が最高潮に達した時ニナは自己を開放し真の黒鳥へと変貌する。

正直、ニナのような性格の人が身近に居たらイライラするんで（爆）真っ先に離れるんですが自分とかぶるような面も感じられてイラっとしながらも感情移入していました。
今年に入ってあまり良い作品見れてなかったので非常に満足の一本でした。