テーマ:好きな映画監督(7)
カテゴリ:ふるさと自慢
9月9日、古河大使のおひとり、映画監督の樋口真嗣さんのトークショーに行ってきました。樋口監督は、先日ご報告しました東京都現代美術館の特別展『特撮博物館』の副館長です。監督作品には、映画では『ガメラ 大怪獣空中決戦』、『ローレライ』、『日本沈没』、『隠し砦の三悪人』などがあり、来る11月『のぼうの城』が公開予定です。アニメでは、『ヱヴァンゲリヲン』や『ふしぎの海のナディア』などの絵コンテを担当されたり、音楽関係ではAKB48の『真夏のSounds good!』のPV監督もなさっています。
トークショーに先立ち、代表作の『日本沈没』が上映されました。以前、映画館で鑑賞し、このブログでもご紹介したことがありますが、改めて見せていただいて、やっぱり迫力が半端ではないなと思いました。どのように映像を作れば、最も効果的なのかを知り抜いているプロフェッショナルでいらっしゃると思います。 ただ、ハッキリ言って、会場(はなももプラザ)が興ざめでした。150人ぐらいで満員。しかも駐車場が30台ぐらいしかないのです。上映中に正規スペースでないところに入れた車を移動してくださいとアナウンスが入る始末。黒いカーテンを引いても完全には暗くなりません。まぁ、高校の文化祭で、暗幕を張った理科室で樋口さんの自主製作映画を見たときの懐かしさを味わうのには役に立ちましたが(笑) 続いて、数年前まで古河にあった「光映館」という映画館の元社長さんが、樋口さんがオリジナルの『日本沈没』を見に来られたエピソードを語られました。子供の時に見た映画によって映画の世界を志し、大人になってそのリメイク版を監督するとは、なんと素晴らしいことでしょうか。現在、古河には映画の施設がありません。このままでは、もうそのようなドリームは生まれないかも…本当になんとかしないといけないのでは? トークショーでは、監督の映画への思いや『日本沈没』や『のぼうの城』のメイキング、原作や脚本のこと、そして俳優さんのエピソードなど、とても興味深いお話を聞かせていただきました。現在、日本は社会が大きく変容し、このままでは先人が築いてきた豊かさを一気に失いかねない状況ですが、それを回避するカギは、監督を見習って、みんなが少しでもクリエイティブになることにあるのではないかと感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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