地域猫シンポジウムに参加してきました。
昨日1月31日(日)、すぐ近くの練馬駅前で「地域猫」についてのシンポジウムが開催されたので、お友達と一緒に参加してきました。主催は、おなじみ「カッパちゃん」の写真展での啓蒙活動も精力的にされている「NPO法人ねりまねこ」さん。代表のお二人は、私も実際にお会いしてお話させていただいた事もあるし、日々、更新されるブログでも、大らかで優しく強く、お人柄も本当に信頼できる大好きなご夫妻。このお二人の主催されるシンポジウムなら、と参加したのですが、さすが同じように思われてる方、大勢いらっしゃって当初の定員300名を軽く超す360余名の参加者でした。第一部は、スライドを利用した地域猫活動の内容と、実施された地域での実際の殺処分数の推移や、状況の変化などのデータのプレゼンテーションと、スペシャルゲストとして、芸能活動のみならず、自ら公益財団法人動物環境・福祉協会Evaを立ち上げていらっしゃる杉本彩さんのトーク。休憩を挟んでの第二部は、行政・ボランティア・動物病院と幅広いジャンルで活動されている方達のぺネルディスカッションという内容でした。ねりまねこさんは、この日は司会進行として。杉本彩さんはTVで拝見するそのままに、美しい方でしたけど、動物たちへの深い愛情と、今ある動物をめぐる様々な問題を少しでも改善するためにという思いが伝わってくる、お話と、なにより素敵だなあと思ったのは、ちょうど隣のブロックの斜め前に座っていらしたのだけれど、パネルディスカッションの間も、ずっと熱心に聞き入って丁寧に頷いている様子が、とても印象的で。本当に素敵な女性だなあって、間近に拝見できて、もともと好きではあったのだけど、ますますファンになってしまいました。もちろん、第二部のパネラーの皆さまも、真正面から動物たちの「命」に対して向き合い、道を切り開いてきた第一人者の方達。お一人ずつのご意見への感想は、書き上げていくと膨大になりすぎてしまうので各HP等のURLを下記に貼らせていただくので、どのようなコンセプトで活動されているかは、そちらを見ていただいた方がわかりやすいかと思うのですが、全体を通しての私が感じた感想というか私個人的な意見だけ。地域猫だけでなく、野良ネコ問題。そこから派生する殺処分や、多投飼育崩壊。どれも一筋縄ではいかないし、本当は人も動物も気持ちよく共存していければ、それに越したことはないのだけれど。例えば猫だけに絞ってみても、好きな人、嫌いな人。あとはどうでもいいというか気にしてない人がいて。好きな人にとっては、歩いていて塀の上で日向ぼっこしながら昼寝してる姿をみれば気持ちも和むし、野良猫になったのは、猫達のせいじゃなく捨てた人が悪いんだから、お腹を空かせるのは可哀相だし、そこに猫がいるくらい、のどかでいいじゃないって思う。嫌いな人にとっては、野良猫の存在は、糞尿や発情期の鳴き声も迷惑なだけだし、その上に自分の家の周りで、置き餌をばら撒かれたら、夏場なんて腐って悪臭がするし、カラスが集まってきたり不衛生な大問題。どちらでもない人も、まあ、いちいち目くじら立てないにしても、衛生面とかの問題は困ると思うだろうから、そうするとトラブルの原因になる猫は、いない方がいいんじゃないのって思う人もいるだろうし。私は、好きな人。ただ、一年を通して温暖な気候で、車とかの事故の心配もなく、誰もが許容してくれて飢える心配もなく、心無い虐待を受ける心配もなければいいけれど、残念だけれど日本はそうじゃないし、好きだからこそ、そういう状況でしか生きられないのなら、寒い季節にみかければ心配にしかならないし、いないのは寂しいけど猫のためには、外で生活なんてしないですむなら、その方がいいかな。それでもすべての猫がイエネコとしての生活をする事が不可能なら、せめて、その子達が生きてる間は少しでも、よい環境で過ごせるようになってほしいと思うので、地域猫という活動には大賛成。ただここで問題になってるのが、どこまでが「地域猫」なのか。環境省含め行政として殺処分数を減らして、不妊去勢もして一代限りの生を全うできるように後押ししようとなってきてる中、きちんと適正な対応で、決められた場所で頭数の管理も、給餌やトイレの設置もして、その周りの掃除もしてって地道に懸命に活動を続けるボランティアさんがいる中で、やっぱり一部、ただ可愛いから可哀相だからと、餌だけ与えっぱなしで近隣住民とのトラブルの種を撒いて台無しにする人達もいるわけで。結果、過酷な状況で生きなければいけない子猫が生まれる、猫の責任じゃないのに「そこに猫がいるせいで迷惑する」って思う人を増やす。せっかく猫も人も、折り合えるルールがあって、そのためのシステムも出来上がってきつつあるのなら、それをきちんと活用できるようになってほしいし「地域猫」というものが、どういう存在なのか、もっともっと幅広く周知されればなあと改めて思いました。せっかく猫も人も、折り合えるルールがあって、そのためのシステムも出来上がってきつつあるのなら、それをきちんと活用できるようになってほしいし「地域猫」というものが、どういう存在なのか、もっともっと幅広く周知されればなあと改めて思いました。ひとつだけ、一番印象に残ったの話をあげるとすれば。NPOゴールゼロ副理事もされているハナ動物病院の太田先生の言葉。「地域猫活動に携わってるけれど本当は地域猫なんていなくて、猫はみんな家の中のソファの上で丸まっている子ばかりであればいい」この言葉を聞いた時に、吾輩君のことを思い出して鼻の奥がツーンとしちゃったんですよね。どういう経緯で、お母さん猫とはぐれて一匹だけでいたのはわからないけど。カラスに突かれ痛い思いをして、せっかく生まれてきたのに、頑張ってくれたのに、あんなに可愛い子が、あっという間に死ななくちゃいけなかったのは、どうしてだったんだろうって。ルーさんにしたって出会えた事は、これ以上ないほど感謝してるし、でも助けてくれたボランティアさんがいなかったら、「いらない命」として、すぐに殺処分されてて、この世に存在できなかったんだから。(写真はボラ団体さんにいた幼少時のルーさん)好きな人も嫌いな人も、自分に直接、害がなければ気にしないって人も、せっかく生まれた命が消えてしまうのは愉快なことではないでしょうから、少しでも、そんな命がなくなるように、動物のためだけじゃなく自分たちのためにも一緒に考えていける社会になりますように。NPO法人ねりまねこ ⇒ ★NPOねこだすけ ⇒ ★NPO法人ねこけん ⇒ ★NPOゴールゼロ ⇒ ★ハナ動物病院 ⇒ ★横浜市神奈川県福祉保健センター 黒澤泰先生 ⇒ ★NPO法人アナイス ⇒ ★公益財団法人動物環境・福祉協会eva ⇒★ ※「NPO法人アナイス理事・高木さんは、体調の都合で欠席されてたのですが、メッセージを寄せていただいてました」のほほんな「るーだま」らしくなくシビアに語ってしまいましたが・・・。最後にちょっと息抜き?を。土曜日に友人とスカイツリー隣接のソラマチに行き(タワーにはのぼらず)ブラブラしてきたのだけど、北斎画のワークショップがあって。そこで好きな言葉とスタンプを選んで、お土産に持ち帰れるサービスがあったので、兄ちゃんにお土産にしたのだけど・・・。喜んでっていうかウケてもらえると思ったのに、兄ちゃんからは一言「いらない」と冷たく拒否されてしまいましたピッタリだと思ったのに、このセンスがわからないなんて・・・・。ん?喧嘩売ってるように思われたかしら?ま、半分そうなんだけど「猫友日めくりカレンダー」 参加・購入で猫さんへの支援活動に協力できる可愛くて素敵なカレンダー♪動物達をめぐる問題について。さまざまな取り組みや情報が紹介されています。 参加させていただいてます。気に入っていただけましたらぽちっと一押しいただけたら嬉しいです(^^)応援どうもありがとうございます! 励みになります!!少しだけでも幸せな子が増えるお手伝いができたら幸いです。リンクフリーです。バナーのお持ち帰りはご自由にどうぞ★