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「外に出しておいたのに、何で部屋の中に入れちゃったんだよ」 「…ベランダじゃ、雨に濡れる。」 「濡れたっていいのよ、こんなのと同じ部屋にいたら病気になっちゃうわ。あなた、部屋から出して」 「そうだな。もうこういうのとは一緒に暮らせないんだから、情けをかけちゃダメだぞ」 「……」 「こういうのはすぐ捨てないと、どんどん大きくなって増えるのよ? 早く区で処分してもらわないと」 「同じ部屋で寝起きするのは気持ち悪い、っていう感覚を育てるんだな。」 「…あのこ、自分で捨てられるかしら。」 「どうかな。長く一緒に暮らして来てるから」 「部屋から出したがらなかったものね…。」 「だけど、あいつの体を考えたら捨てるしかないよ。鼻も喉もやられるだろうし」 「不衛生よね。第一数が多すぎるわよ。 玄関入ってあれを見たら友だちだってびっくりしちゃうわ」 「火・金か…あと3日だな」 義弟が45Lゴミ袋の小隊と決別できるよう、私たちは心の中でそっと祈りました。 画像はおごってもらったもやしラーメン。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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