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帯枕が背中に当たる感触が嫌。 引き抜きにすれば? 切らない作り帯もあるよ? いいえ、あたくしは開くとぺたんと四角くなる、そういう帯が好きなの。 名古屋帯じゃダメなの。 だって胴に巻く部分が15cmじゃ、長身のあたくしにはベルトみたいなんですもの。 だから何にでも幅広めの半幅。色無地にだって半幅。 え? お茶席や結婚式じゃないからいいのよ、何か問題でも?! そして貝の口の結び方がまた何度本を見ても理解出来ない。 それでいつでも文庫。 だけど文庫は厚みがあるから電車や車で背中をあずけられないんだよね。 みなさまはいかがかしら? そんなある日、原宿リサイクル着物屋の“くるり”スタッフが書いた“ファブリック帯”っていう本を読んだの。 これは帯芯を入れない袋帯サイズ(30cm×4m強くらい)の布を、横に一回、縦に一回折って胴に巻いて、出来た輪と垂れを結ぶ画期的なやり方。 ぜひ書店で、図書館で手にとってご覧いただきたいわ。 これが、出来上がりは見映えがいいし、緩まないし、何より手早くてとってもいいのよ。 最近のあたくしは専らこれを半幅で応用しているの。 半幅は横に折る必要ないから、縦に一回折って、輪と垂れを結ぶのね。 帯結びが楽になってわかったのだけれど、これまでそうとう帯で苦労してたみたい。 帯が楽に結べるようになったら毎日着物を着る気になったんですもの。 写真は父が母に初めて買ったという薄めの織りの袋帯。 ファブリック帯結びの基本通り横に一回、縦に一回折って、輪と垂れを前で結んで後ろに回してみたの。 いける。袋帯は使える。 帯枕なしでふっくらするし、帯あげで高さを出すとお太鼓みたいだわ。 なんだか半幅の世界から飛び出せそう。 名古屋を飛び越して袋帯の世界へ行くつもりよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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