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手術中は医師、看護師含めて4~5人が入る。手術時間は正味10分ほど。 歯医者もこのくらい痛みなく手際よく終わればいいのに、と思った。そしたらせっせと通ってもいい。 「この病院に決めたのは、手術中看護婦さんが手を握ってくれると聞いたから」 と妹が言っていたけれど、確かに私も握ってもらった。そしてかつてこんなに自分を肯定してもらったことはない、というくらい誉められた。 「真っ直ぐ上を見ていてください」 「はい、上手です、上手です、そのまま! そうです、そのままでいいですよ」 「そのまま、そのまま。そのままでいいです。上手です、上手です、上手、上手」 あたたかな励まし。不安を包み込んでくれる柔らかな手。このくらい誉められて育ったら人生違っただろうな、と思った。 一方キャップはシーツの上から手をとんとん叩いてもらったけれど、私ほどではなかったそう。 奥さんが見学してたから、遠慮されちゃったのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月14日 11時38分52秒
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