ファッションデザインと健康
今朝のNHKでヘソ出しファッションが紹介されていた。太った人は無理かなと見ていると下にTシャツなどを着てカバーをしたうえで、短いものを着こむことでシルエットとして短いもの着た形になるとのことだった。これを見ていて2点の疑問が湧いてきた。1つは、上半身の短いシャツを着こなすコーディネートはそのシルエットをよく見ると、和装は昔からそういうシルエットではないか。なにも新しいものではないということ。帯はかなり上で結んでいる。2つは、服飾デザインでは人間の健康についてはどの程度考えているのだろうかということを思った。近年女子高生のスカートが短いことは普通になっている。社会人でも若い女性はミニスカートやタンクトップなど日常生活ではこれ以上露出できないほどの着こなしを見かける。ファッションデザイナーが発表するデザインを取り入れている女性たち。そのファッションデザイナーは女性の体への影響は考えず、ただ奇抜なものを作っているのではないのか。露出が増えれば紫外線による皮膚への影響、短いスカートなどで体を冷やすことで女性特有の病気との関連があるのではないのか。建築では奇抜なデザインを設計しても、構造的な裏付けは当たり前のことである。それに対して服飾デザインは人体に対する影響も考えるデザイナーが出てきてもいいのではないのかと思った。