映画・歓

　監督　スティーブン・スピルバーグ　出世作品

激突！DUEL　日本公開　1973　サスペンス/カーアクション

おすすめ度（☆☆☆☆☆）

原作　リチャード・マシスン

監督　スティーブン・スピルバーグ

主演　ディビット･マン・・デニス・ウィーバー（警部　マクロード・・）

話・・　　疲れて　寝てしまったようだ・・
　デイビット・マンは　イグニッション　キーを　静かに　スタート位置まで回した
　息を潜めていた　クライスラーが　息を吹き返した　

　どれ位経ったのだろう？　見当もつかないが・・　
奴もこんな　ばかげた事を　冷静になって　考えるには　充分な　時間であろう　

もし　そうで　なくても　諦めて行って　しまったに違いない！

　しかし　馬鹿げている　確かに　私は　急いでいたが　無謀な運転ではなかった　はずだ遅い　タンクローリーを　追い越したことが　そんなに　いけない事なのか？

　命を狙うなんて　度が過ぎている！　

　デイビットは　シフトレバーを　ドライブの位置に入れ　　周りを注意深く見回した　
奴の姿は無い　大丈夫だ！　

車を　さっき来た道へと　慎重に　乗り入れた   　彼は　徐々に　スピードを上げていった　

　ふと　バックミラーに　目が行った！　
黒い点が　見る見る　大きくなって来ている　黒煙を　上空に　撒き散らし　

４０トンの　タンクローリーが　巨体を　震わせ古代の　肉食竜　のような　雄たけびを上げて　ディビッドの車に　迫ってきていた　　

　奴だ・・　奴は　諦めてなかった　デイビットが　現れるのを　待っていたのだ・・　

　この作品　さすがに　スピルバーグと言いたいところなんですが！？

　この当時　スピルバーグを知らなかったんです・・
後で聞いたら　これが　彼の　出世作だそうで・・（この前に　何本か　TVドラマは　創っている）

　その上　この作品は　1971年　TVドラマとして　アメリカで　放映されたものを
日本では　劇場公開したとか　確かに　TVドラマだけあって　低予算で創られていますよね！

　ただ　低予算で　あっても　白昼の恐怖　日常の狂気を　見事に　演出した　手腕は
後に　ヒットメーカーと成る　スピルバーグの　才能を　充分に感じる事ができます

　この作品　実は　小説を　先に読んでいたんですね！それを承知で　ビデオを借りて観たんですが・・その迫力ある　映像は　小説に　勝るとも劣らないものでした・・

　しかし・・前半４０トンの　タンクローリーの　ドライバー　どんな顔を　しているのか？？
　　　　　とても気に　なります・・　機会があったら観てください　面白いです　爺