くまくんCAFE

夫がここ久しぶりに風邪をひいたようです。
昨晩から突然くしゃみと鼻水が止まらなくなり
ぐすぐす・・・
息は「はぁはぁ」と苦しそうです。
朝になっても良くならなかったようで今日は寝こんでいます。
幸い今日は仕事が休みの日だったようで良かったようですが。

夫が風邪をひくと私は忙しくなります。
でも何か体に良い物を作ったり、服を着替えさせたり・・・といった
看病をするわけではないのです。でも忙しい。

何故かというと夫は大のマッサージ好き。普段から
「足がだるいから足踏んで」
「背中が張ったからマッサージして」
とほとんど毎日要求してきます。本当に甘えん坊さんです。
そして当然のように風邪をひくとそれがさらに頻度を増すから大変！！

昨晩は帰宅して夕食後に「足がだるい」といつものぼやき。
ほうら来た、と思う私、
「私も足がだるいから、交換っこで」と条件をつけました。

何とか条件を飲んでもらいお互いマッサージ。

ところが、終わってからしばらくする頃、
隣の夫の部屋から「ぐすんぐすん、くっしゃーん」というくしゃみと鼻水の洪水の音が
聞こえ始め・・・
私の部屋のドアが開いて・・・ほら、やってきた、おねだり坊やが・・・^^;
「お願い、背中がどうしても張って苦しいから足で乗っかって・・・！」

くしゃみと鼻水でぐしゃぐしゃになった顔で悲しそうに言うのです。
「お願い・・・！」って。

しょうがない、と眠い目をこすりこすり夫の大きな背中の上に私の全体重を
かけた足で踏みます。なかなかほぐれない肩甲骨の脇と肋骨のあたり。
しばらく足で揺らしてからもう一度トライ。メキッ！と音がしました。

夫は「あぁ、すっきりしたー、ありがとうございます、ありがとうございます・・・」
と言って何故か鼻も爽快になったようで気分良さそうに自分の部屋に引き上げていきました。

そして今朝、ご飯を食べてから、一息ついたころ。
そろそろ来るかな・・・私のいやな予感がピピッと反応し始めます。
「お願い、足がだるくて眠れない」
やっぱり！
「だって昨日マッサージしてあげたじゃない、そんなしょっちゅう無理だよ」
しかし、彼は私の呆れ声にもめげません。

「いいよ、別に。」夫はそう言いながら自分の足を見て「あーあ、足がだるい足がだるい」
今までの経験からこれが始まると、自分のお願いを通すまで彼があきらめない事は目に見えて
います。
仕方なく「じゃぁ少しだけ」。

ここで私が折れてしまうから夫もあきらめないのだろうなぁと自己嫌悪に陥りながら、
でも今日は風邪だから、しょうがない・・・と。元気な人ならもう少しいやだと突っぱねるのですが、
今日は風邪だから、風邪だから・・・。
やがて夫はいびきをかいて眠ってしまいました。

今はお昼を食べ終わりようやく寝ついてくれています。
また目が覚めたら何かしら「お願い」が始まりそうなので
今のうちに自分の事を済ませようと思っています。
しかしこうやって書いていると、なんだか彼は私の夫と言うよりまるで子供のようですね。

お願いだから私が体力が尽きる前に早く元気になってくださいな、ダンナさん。