|
テーマ:本のある暮らし(3292)
カテゴリ:MYつぶやき
先日立ち寄った本屋さんの店頭に絵本がたくさん展示されていました。
良く見ると、それは「こどものとも」50周年フェア。 なつかし~い☆ 「こどものとも」は図書館員だった父が、 わたしたち子供のために毎月買ってきてくれていた絵本のシリーズ。 発行日がいつなのかは知らなかったので、仕事から帰宅した父が、 かばんからうれしそうに絵本を取り出してくれる瞬間を 楽しみにしていたものでした。 子供のときに読んだその絵本の材質は柔らかい紙でしたが、今は表紙が硬い材質でできていて とても重厚に見えます。 それにしても表紙をずらっと並べた絵本たちは、 一冊一冊見るごとに懐かしいものばかり。 思わず次々と手にとってページをぱらぱらとめくりました。 すると、 あら不思議☆ 子供のときに見たあの絵そのまま、(もちろんですが) おまけにそれを読んだときの感覚までもが一気によみがえってきたのです。 子猫が冒険をする話に、手に汗を握って読んだあのどきどき感。 初めておつかいにでかけた女の子と一緒に店員に向かって大声を出して応援したこと。 食いしん坊のあおむし君がなんでもかんでも食べ過ぎて、とうとう世界中すべて食べてしまって 途方にくれた時の荒野いっぱいに広がった夕焼けの色。 初めて作ったパンが予想以上に膨らみすぎて大慌て、でもそのパンの香りは街中に広がって… これらの本を読んでからすでに30年以上・・・ でもまるで昨日読んだかのように鮮やかによみがえってくるのです。 そして思ったのは、自分が大人になってから思うことにかなり影響しているのかもしれないということ。 ある美しい夕焼けや、青い空に浮かぶ白い雲、明るい日差しに輝く緑を見たときに、 ふと泣きたくなるほどの感動を覚えるのも、幼い頃に見た絵本の色彩感覚の記憶が関係しているのかも。 小学校に絵本を読み聞かせに行っている友人がいます。 「絵本を読むとね、不思議なのよ。 低学年の子達も、高学年の子達も本当にいきいきとした目をして 真剣になって聞いているの。普段はテレビゲームばかりしている子でも 本当に目を輝かせて聞いているの」 幼いときに見聞きしたものはそれから先の人生に大きな影響を与えるもの。 ぜひ子供のときにたくさんの絵本に触れてほしいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 11, 2006 07:47:33 PM
[MYつぶやき] カテゴリの最新記事
|