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カテゴリ:人間関係・コミニュケーション
ちょっとだけ
いつもより帰りが遅いような・・・ と思ってたら。 ぐちゃぐちゃの顔で 「おかぁさん、聞いてよぉー」と 激怒と哀しみで涙を流すKOU。 家の中に入るまで我慢してたんでしょう。 もう、言葉にならなくて 落ち着かせるのにしばらく時間かかりました。 聞くと・・・傘をけられて、骨が何箇所も折れて しまったのだ、と。それも、実は今日、おろしたてで 一度も使っていない傘でした。 傘は持っていったものの、行き帰りは降らず 使わずにすんでいたので、持ってただけだったんだけど。 その一本前の傘もKOUなりに大事に使ってたんだけど ふとしたことで、あちこち歪んで、とうとう修復 不可能になって、とっても申し訳なさそうに 「あのぉ・・・新しい傘、用意してもらえませんか?」と 申し出てきて。 ちょうど大きさも身体に合わなくなってきたし 1サイズ上にするいい機会なのかも、と新たに用意した ばかりで、本人とても気に入ってたものでした。 どうしてそんな事になったのか---と聞くと 相手の子と、最初はひっつき虫(草ですね)を 投げあいながら帰って来てたそうですが・・・ そのうち、相手の子が本気になってきて。 ムキになったんでしょう。KOUに負けたくなかった のかもしれませんが、ひっつき虫の投げあいだったはずが なぜか、当り散らし始め・・・とうとう何度も何度も 傘を蹴り始めたそうで。 そもそも、何かというとすぐ蹴ったりしてしまう子で もう1年の頃からそれでトラブルが起きた数、数え られないくらいなんですけどね。 その子も、多分・・・ですが、なんらかの発達障害を持つ子 なんじゃないかなって、出会った時から感じていました。 コミュニケーション取りづらい子で、感情表現とか 相手の気持ちをおもんばかる事も年齢相応でなく 感情の起伏も激しいので、すぐ怒ってしまうし、そういう 自分の事も認めない。 KOUと趣味や好みは似ているので、気が合う時は 合うけど、結局、喧嘩が多い相手でもあり。 その子の父親も、世が世なら発達障害の枠に 入ってたかもしれない子だった(私より一つ下)し よく似ているその息子。 そういう子だけど、今まできっと、疑問も持たず 問いただされる事も無く、スルーされてきたと 思うし、当然、診断なんか考えても無いだろうから 発達障害だなんていったら、どやされちゃうかも しれないけど。。。だから、当然親は気付いてないし 困った息子だわ、程度にしか思ってないんだろう。 その子の行動が、どうしてそうなるのか、とか 考えてもいないんだろうな。 そして、そう言う事をしたら結果、どうなるのか とか、話してあげた事も無いんだと思うし 何故いけないのか、そういう感情の時は、じゃぁ どうするのがいいのか、とかそんな事、 アドバイスしたり導いたりしてあげた事もないんだと 思う。就学前は、うちは保育園で先方は幼稚園だったので 人からしか聞いた話でしかないが、その頃から同じだ。 そしてこれもずっと小さい時からそうのようだが 何より、問題だなぁと思うのが・・・モノを壊したら 新しいのを買って返せばいい、親があやまればいい とだけ、思ってる気がするところだ。 いままで幾度となくトラブルになって、話をしたり してきているが、本人から謝罪の言葉を聞いた事が ない・・・学校で、先生に促されて、はあるかも しれないが、親と子でというのはない。 結局、今日も同じモノを買ってきたから、 (でも色違いしかなかったわとかいってたけど) うちの子、素直じゃないから、 と、新しい傘をKOUに渡して、お母さんが 謝って(いや、それも何だか怪しいけど) 帰っていった。 そうじゃないだろ、と。 壊れたのはKOUの傘だけど 本当に壊れたのはなんだったのか 壊れたままにしているのは 誰で、なんなのか。 きっと、ずっと・・・気付かないままなんだろうね。 そりゃ、確かにそのままだったら 新しい傘、買いに走らなくちゃいけなかったしさ。 正直、私だって「買ったばっかなのにー!」って 悔しい気持ちもあったしさ。 私が逆の立場でも、代替品は用意して謝りに 行ったと思うけど。でも、絶対KOUにも直接 その場に連れてって謝らせると思うから。 何でも、親が代わりにやってやり、 親がどうやって謝ってるかも見せないで 何がその子に残るんだろう。何をその子に 教えてるんだろう。何にも伝わってないじゃないのか? そうやってお金だけで済ませちゃってたら、 簡単かもしれないけど・・・謝り方も解らないなら 親が身を持って、一緒になって謝って 繰り返し見せて行くしかないんじゃないのかな。 そんな風に、済ませちゃってるから 何度も何度も同じ事ばかり繰り返してるんじゃ ないのかな。 私も、えらそうな事書けるほどの大した親じゃ ないけれど。 その子に心から「KOUの大切にしてるものだったのに 壊しちゃってごめん」って・・・言ってもらえた方が、 新しい代替品の傘よりその言葉の方が、 きっと何倍も嬉しかったし、たとえ自腹切ったとしても 気持ちが晴れたんだろうな。 結局、新しい色違いの傘は 我が家にポツンと存在しながらも むなしさが残る出来事でした。 KOUは・・・その子に誘われたとしても もうしばらくの間、遊ぶ事もないでしょう。 壊れたものは、「そこ」にもあるんだよね。 一緒に役員をやってる事もあり 微妙に激しくやりあうような事も出来ない現状の 私も、同じ穴のムジナなのかな。 自己嫌悪・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年10月20日 18時20分37秒
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