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カテゴリ:農家(農業、農業所得)
今朝のNHKニュースでは、茨城県で白菜、青森県や千葉県、熊本県などで大根を産地での廃棄処分により生産調整をすると報道していました。
本日付の日本経済新聞(29面)でも白菜や大根の卸値が大幅に安くなっており、 10月下旬から白菜では出荷価格が生産者の採算価格の半値ほどに低迷しているそうです。 7月の長雨とその後の気温の急上昇で高騰していた白菜や大根の価格は、 10月以降の好天により生育が進んでいるために供給過剰になっており、卸値が下落した。 今後の卸値次第では、産地廃棄は他の野菜(キャベツ)にも波及する見通しのようです。 なお同日付朝日新聞(13面)では 野菜を産地廃棄した場合には農家に1キログラムあたりハクサイで17円、ダイコンで27円の交付金が支払われる。 他方、東京中央卸売市場の11月上旬の価格はハクサイで23円、ダイコンで37円となっている。 (これだと収穫の際の労賃、燃料代、選別の作業代、箱代、輸送費、市場への手数料等を考慮すれば出荷すれば赤字になる?) ちなみに21日の卸売市場価格は白菜(15キログラム)840円、大根(10キログラム)840円でした(東京大田市場 日経新聞)。 また交付金は社団法人全国野菜需給調整機構から支払われるようで、平成13年で約500億円の国庫からの交付金があるようです。 確かに自給用に栽培している実家の大根やキャベツの生育は順調でした。 自給用の野菜ならとれ過ぎた場合には保存に回す(主に漬物)のですが、 大規模産地では生産量が多すぎるために、加工して保存することもできないのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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