カテゴリ:お産について
今朝の朝刊の1面に陣痛促進剤の副作用で母子127人が死亡という記事がのいっていた。
「陣痛促進剤の投与による副作用で死亡した子どもが92年以降、全国で少なくとも100人に上ることが被害者や医師、弁護士らでつくる市民団体「陣痛促進剤による被害を考える会」(出元明美代表、愛媛県今治市)の調査で分かった。母親も27人が死亡した。92年10月に旧厚生省が医師向けの添付(説明)文書を改訂し注意喚起したが被害は減らず、この5年間に限っても子ども13人、母8人が死亡している。医師の不適切な使用が原因と見られ、同会は9日、適正使用の徹底や産科医療体制の見直しを厚生労働省に求める。」(「毎日新聞」2005年12月8日朝刊1面) 以下の記事を読んでいくと、他に脳性麻痺などの重い後遺障害を負った子どもは68人、精神障害などが残った母親も5人いるとのこと。 医師によるずさんな分娩管理や、 夜間や休日を避けたい医師側の都合による計画分娩によって、 不必要な陣痛促進剤を投与され、 命を落としたり、 重大な後遺症が残ったり・・・・ それでも医師は妊婦に陣痛促進剤を投与し続けている。 何故だろう? その結果がこの数字に表れているにもかかわらず・・・・・ いわゆる「自然分娩」っていうのを望み、 助産院を選ぶ妊婦さんの中には、 こういった病院による不必要な投薬などを恐れてって人もかなりいるんじゃないかなぁ。 でも、助産院には助産院での危険がある。 例えば緊急事態が発生したとき、 助産院では医療行為は認められていないため、 病院に即搬送しなければならないけど、 病院との連携がうまくいっていないところだと、 受け入れ先を探したりなんだかんだしているうちに手遅れになるって事もある。 また、認められていない逆子やVBACなどの分娩を行い、 その結果とんでもない大惨事となることもある。 どちらでの出産がより安全かっていうのは、 その人その人によって違ってくるから、 どちらがいいなんていうことは言えないけど、 ただ医師や助産師のずさんさのせいで、 失われる必要のない命が失われるような事だけは無くして欲しい。 ましてや不必要な投薬で母子ともに危険なさらすのは止めて欲しい。 2回の妊娠・出産を経験したわたしの切なる願いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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