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カテゴリ:本のはなし
人気の作家さんたちの短編集
なかなかの傑作ぞろいでした! だって、気がついたら この短編集で載せてる作品でちゃんと皆さん本になってるもんね~ お得な本ですよ^^ ☆「あの八月の、」 角田 光代 なんか、自分の学生時代の恥ずかしい思い出まで どんどん思い出しちゃう そんなお話でした。 とくに気になったフレーズは 「性交する、イコール恋人になる、ということではないらしいと …私は知ることになる。…」 「人って狭いところで生きてるよね」 「そうだね、ちいさな部屋に同数の男女をぶちこんだら、 それだけの理由で人って大恋愛できるよね」 な~んか、 納得しちゃうってゆーか そうだったね~ 哀しいわけじゃないのに 思い出しただけで涙が出そうになる 帰らない時代ってどんなのでも輝いて見えちゃうのかな… サザンの「YaYa あの時代を忘れない」的な小説 ☆「クジラの彼」 有川 浩 私の大好きな有川さんの小説ですね このお話は、「海の底」という小説の外伝になるのかな? つまり「潜水艦乗りの彼」です^^ 有川さんの小説を読んだ人ならわかりますが この人はとんでもない話が大好きです 有名なのは「図書館戦争」シリーズ♪ 「海の底」も、とんでもない!ありえない!設定のお話ですf^^ 有川さんにいわせると 恋愛物で、怪獣を出したかった… はい、その通りの作品でした 気になった方は読んでみて この「海の底」外伝になる「クジラの彼」は 「海の底」本編の前後?になるのかな~? まるっきり後でもないけど でも、設定は普通の恋愛物になるので 読みやすいと思いますよ ☆「涙の匂い」 日向 蓬 初恋の話かな? 時代がやっぱり昔なんだけど… いろいろな大人の都合に振り回されて 生きていかなきゃならない 子供だけど、もう子供じゃない世代 自分のことをもう大人だと思っている… そう思っていたら 自分が大人だと思っていた大人たちが、 実はそれほど 大人ではなかった みんなもがいて 生きている 大人にみせかけようとして そんな話かな~? ☆「ニート・ニート・ニート」 三羽 省吾 今時、こんな言葉使うやついないとおもうけど 退廃的? 自虐的? 違うか~ ロードムービーに なる?なろうとしてる?なりきれない? そんなもがいてるような話でした ☆「ホテルジューシー」 消化不良ぎみ… 所詮はバイトでの旅先の出来事 何日かしたらいなくなるんだよね う~ん… ☆「辻斬りのように」 桜庭 一樹 一行読んでびっくりした あ… 「少女七竈と可愛そうな七人の大人たち」の第一章でした そういえば、そんな章題だった ちょっと前に読んだ本なのに懐かしいな~ そうか、この短編からの長編だったんだ 狂う女…優奈 この人が始まりだったんだよな~ この女の気持ちもよくわかる気がする でも、七竈がかわいそう(注:この子は長編でしか出てきません) 短編と長編では 印象が全く違うかも… 面白い小説ですよ ☆「夜は短し歩けよ乙女」 森見 登美彦 風変わりな文体の小説でした いつの時代の話なんだろう? 今のようなちょっと昔のような… 主役の女の子が飄々としてるのが 気持ちいいかな? お酒を呑み歩くお話とゆーと みもふたもないカンジに聞こえちゃうかもしんないけど その一夜の 不思議なお祭り騒ぎ? なんか、心地よい酔い心地も楽しめる お話ですよ 以上で この本に収録されてる物語が終わりかな? なかなかおもしろいお話が揃ってましたよ 読んでみて損はないですよ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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