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カテゴリ:本のはなし
待ちに待っていた「失われた町」です! 「失われた町」三崎亜記 あらすじを読んで 子供の頃からの SF魂に火がついて 気になって 気になって 仕方がなかったのに 図書館で予約待ち… 延々と何ヶ月待ったことでしょう でも、やっと読めました! あらすじを 楽天ブックスのとこからいただいちゃいますね この世界では、ある日突然ひとつの町が「失われ」、 住人が一度に「消滅」してしまう不思議な現象が起こっていた。 消滅後の「汚染」にさらされないよう、管理局が人々に悲しむことを禁じ、 その町に関わる文献や私物の回収に努めている。 つい先日消滅した月ヶ瀬町に回収作業員としてやってきた茜。 ひょんなことから恋人も記憶も失った和宏と知り合い、彼の支えになりたいと願うように。 また、30年前に起こった消滅の唯一の生き残りである管理局員・桂子さんも、 差別に苦しみつつ「消滅」を食い止めるため「町」と戦っていた。 研究の結果、ひとつの肉体から分離して二人の人間になった「別体」と、 遺伝的に消滅耐性をもった人間が、消滅を食い止める鍵となるらしいが-- 次の消滅を食い止めることはできるだろうのか。 大切な人が不条理に失われてしまった傷は癒える日がくるのだろうか。 こんなに、あらすじを載せてるのに… わかりにくい… まず、この本の世界が、現実世界ベースだと思って読んでいたら 実は異世界の話だった… 話の設定自体は おもしろいのだけど、 飲み込むのがちょっときつかった 年かな… いろんな話を織り込んで さまざまな人々が「失われた町」とかかわり合って この話が紡がれていくのだけど… この話の大前提の「失われた町」「失われた人々」について「悲しんではいけない」 これに、はまれなかったのかな~ 無理だもん 「失われた町」で、いろいろ作業する人は、 この失われた人々や町を悲しまないくらいに悲しい目にあった人 …町の汚染にあわないように… 悲しむと町の汚染にさらされてしまうの やっぱり無理… だって、この年になると 涙腺がゆるくなっちゃって ニュースの事故をみては泣き ドラマを見ては泣き 本を読んじゃ泣き 人間っていろんなことを経験していくと なにかと蓄積されているじゃないですか 自分の中に… そうすると、 全く関係の無い出来事でさえ 自分の何らかの経験と重なり合うように 何かが呼び出されて 自分に重ねてしまう… この話の設定は、おもしろいし登場人物も多岐にわたって個性的で素敵なのに この「失われた町・人々」に対する禁忌の設定が 私に合わなかったのね~ 面白い本なんですけどね♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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