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クラシック音楽エッセイ~今日の1曲

クラシック音楽エッセイ~今日の1曲

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くみこpiano

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February 21, 2010
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カテゴリ:ピアノ曲

  幻想曲というと真っ先に私はショパンの幻想即興曲を思い浮かべてしまいますが、皆さんの幻想曲はどんなものがあるのでしょうか。  

さて、今日は昨日のモーツアルトから一変してシューマンのピアノ「幻想曲」です。シューマンは1810年生まれ、ドイツのロマン派作曲家の代表の一人です。ポーランドのショパンと同じ年に生まれています。後にショパンのワルツ5番を絶賛するなど交流もありました。   この「幻想曲」はシューマン初期のピアノ曲では「クライスレリアーナ」などと並び、彼のロマン主義思志向が顕著に現れてた代表的な作品です。3楽章からなるソナタ風幻想曲で、演奏時間は何と30分にもなります。

今日お届け致しますのは1楽章(約10分)   1835年、リストを中心としたボンにベートベン記念像の設立が計画されていました。発起人に名を連ねたシューマンは、寄付を目的として翌年から1838年にかけてこの曲を作曲したとの事。ベートベンを讃えるための曲中にベートーベンの作品が引用されているますが、一方でクララのための作品でもあるとのこと。この時期はシューマンがクララと婚約しながら彼女の父親に猛反対で先が見えない時期にも当たるそうです。構想段階での表題、引用されたベートーベンの連作歌曲「遥かなる恋人に寄す」、さらに第1楽章の頻繁な転調と不安定な調性感もそれを反映しているといわれています。  

 

     ロベルトとクララ.jpg 

             今日の一枚~シューマンとクララ

1839年リストは「あなたに献呈していただいた幻想曲は最高級の作品です。あたなからこのような壮大な曲の献呈をうける光栄ひ浴したことは、私は本当に誇りに感じています。私はこの曲にとりくみ、これから最大限に効果をあげられるように、それを徹底に調べようと思います」と感謝してシューマンから受け取ったとのこと。そして後に返礼としてピアノソナタをシューマンに献呈しています。  

 1楽章の表題~"Durchaus fantastisch und leidenschaftlich vorzutragen - Im Legenden-ton - Tempo primo"(全く幻想的に、情熱的に弾くこと - 昔語りの調子で - 初めのテンポで)  

 ピアノ:ラ・ローチャ

http://www.youtube.com/watch?v=mv0ppwkImGw&feature=related  

 

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サロンコンサートのお知らせ(プログラム ブラームスVnソナタ1番「雨の歌」他)

http://plaza.rakuten.co.jp/kumikopiano/diary/201002100000/

ショパンアルバムについてhttp://plaza.rakuten.co.jp/kumikopiano/diary/201001280000/






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Last updated  February 22, 2010 06:11:16 AM
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