カテゴリ:クラシック音楽
今まさに季節の変わり目です。この季節には最後にどか~んと雪が降る事もしばしばですが。連日お届けしている「四季」にちなんだ曲、今日は現代に最も近い作曲家、ピアソラはいかがでしょうか。 アストロ・ピアソラ(1921年~1992年)アルゼンチンの作曲家、バンドネオン奏者でした。(*写真がそれです)ピアソラと言えば「リベルタンゴ」という曲がブレイクして代名詞のようですね。まさにタンゴの革命家なのです。
今日の一枚~アストロ・ピアソラ ピアソラが何故革命家かというと、彼はタンゴの踊りを外側から眺める事の出来た人物だったからです。 元来はタンゴの踊りのために伴奏音楽であるバンドネオンですが、それは強いリズム性とセンチメンタルなメロディを持つ展開の分かりやすい楽曲でした。ピアソラはそこにバロックやフーガといったクラシックの構造や、ニューヨーク・ジャズのエッセンスを取り入れることで、強いビートと重厚な音楽構造を作り出し、その上にセンチメンタルなメロディーを自由に展開させる、という独自の音楽スタイルを生み出したのです。これは完全にタンゴの表現を逸脱しており、「踊れないタンゴ」として当初の評判はあまり良くなかったそうです。が、一方ピアソラの音楽はニューヨークなどのあまりタンゴと関わりを持たない街で評価され、今ではアルゼンチンに留まらず、国際的に高く評価されているのです。 踊らないタンゴというと私はふとショパンの「踊らないワルツ」を思い浮かべました。どの時代にもパイオニアが存在するのですね。 http://www.youtube.com/watch?v=HJzogioRx6A&feature=related ***** ***** ***** ***** ***** ***** ショパンアルバムについてhttp://plaza.rakuten.co.jp/kumikopiano/diary/201001280000/
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Last updated
March 10, 2010 10:11:57 PM
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