カテゴリ:ピアノ曲
前回のエッセイの流れですとドビュッシーの交響詩「海」もいいなぁと思ったりしたのですが、ちょっと印象派が続きましたので今日は生誕200年という事で再び「ショパン」です。 繋がりとしてはフランス作曲家(厳密にはポーランどですが・・)というだけではなく、実はドビュッシはショパンの弟子にあたる人物(例えばフレーヴィル婦人)にピアノの師事していたのでした。 今日ご紹介する曲を含めてのエチュード集(練習曲集)が書かれたのは1829年~1832年です。また動画のピアニストは私の大好きな憧れの小山美稚恵さんを見つけました! 1830年、20歳。音楽よりもポーランドの独立運動に燃えていた青年ショパンは、彼の才能を見抜いていた音楽教師の勧めで1831年パリへとやってきます。それはピアノ製造会社として著名なプレイエル社のホールで、演奏会デビューを果たした翌年になります。 ショパンの演奏技術は従来よりも拡張された、また高度なものを要求しているため、当時のピアニストたちは、その難しさに閉口したそうです。しかし、ピアノという楽器の特性を活かし、自在に表現可能な楽器としての ピアノの地位を押し上げたショパンの功績は偉大だったのです。 ピアノの技術革新の時代に生きたショパンは新しい演奏技術の開拓に果敢に挑み、自身の練習の意味も込めてこの『練習曲集』(『3つの新練習曲』を除く12曲)を2つ編みだしました。 別れの曲」という題名は、作曲者自身によるものではなく、これは昭和10年頃に日本でつけられた邦題です。当時、ショパンの伝記を元にしたフランス映画が封切られ、その邦題が「別れの曲」となっていたのです。その映画でこの曲が流れていたため、旋律とタイトルがむすびついてしまったようです。ただショパンの譜面には「Sadness」(悲しみ)という副題を持っているのは事実です。 今日の1枚~映画「ショパン」より◇コンスタンティアと若きショパン ピアノ:小山美稚恵 Michie Koyama 映画の情報はこちら! http://gardenplace.jp/event/chopin-movie.html
マイ インフォメーション コーナー ファーストアルバム「ショパンワルツ全曲集」 2009.9発表http://plaza.rakuten.co.jp/kumikopiano/diary/201001280000/ 収録曲)華麗なる大円舞曲/グランドワルツ/子猫のワルツ/別れのワルツ/子犬のワルツ など含む全14曲が収録されています。 セカンドアルバム(タイトル未定)年内発表予定 収録曲)バッハ:主よ人の望みの喜びを/メンデルスゾーン:春の歌/ショパン:夜即曲「遺作」/ドビュッシ:レントより遅く・月の光/ベートベン:「月光」より1楽章 他60分程度 <本間くみ子 ピアノリサイタル> Vol.2 2010.10.2(土) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 9, 2010 06:21:13 PM
[ピアノ曲] カテゴリの最新記事
|