カテゴリ:クラシック音楽
プロコフィエフ◇バレエ音楽組曲「ロメオとジュリエット」第2番より ~モンターギュー家とキャピュレット家~ 前回ご紹介した作品はプーランクの遺作にもあたるオーボエソナタ、これはプロコフィエフのバレエ音楽「ロメオとジュリエット」への賛辞として献呈されました。そこで今日はそのプロコフィエフのバレエ作品をご紹介したいと思います。 革命前後(1914年 - 1917年) 亡命と日本滞在(1918年)遍歴:アメリカとパリ(1918 - 1932) 帰国(1933年 - 1941年)
マヤコフスカ、グリンカ中央音楽博物館資料~プロコフィエフ氏 交響曲、管弦楽曲、協奏曲、室内楽曲、ピアノ曲、声楽曲、オペラ、映画音楽などあらゆるジャンルにわたる多くの作品が残されており、演奏頻度が高い傑作も多いです。また、初期のプロコフィエフは"ロシア未来派"と呼ばれた先鋭的な作曲家でしたが、次第にオーソドックスなものへの回帰がみられ、今日お届けする組曲は帰国してからの新古典主義といわれた時期の作品にあたります。 このバレエ音楽「ロメオとジュリエット」がプロコフィエフ自身によって管弦楽組曲3つよピアノ独奏用組曲1つが作られています。演出家であり且つシェイクスピア学者でもあるラドロフ、ギリシャ劇の権威である劇作家のピオトロフスキー、振付師ラブロフスキーらの協力を得て台本を作成し、1935年(帰国時代)に52曲からなる全曲を完成させました。 面白い事に、そのときの筋立ては、終幕でロメオが1分早く駆けつけジュリエットが生きていることに気付きハッピーエンド、という内容になっていたそうです。ハッピーエンドにした理由は、バレエの振付のため、生きている人は踊ることができるが死者は踊れない。でもその後、振付家たちと相談し、悲劇的な結末を踊りで表現できることがわかり、原作どおりの結末にして終曲を書き改めたそうです。
Dicksee(1853-1925 英ラファエロ前派)◇ロメオとジュリエット 舞台は14世紀のイタリアの都市ヴェローナ。そこではモンタギュー家とキャピュレット家が、血で血を洗う抗争を繰り返している、という行は有名ですね。 今日の動画はオーケストラバージョンとピアノバージョン両方をご紹介します。またピアニストも男性と女性の持ち味を聞き比べてみるのはいかがでしょうか。
Montagues Capulets (Prokofiev's Romeo & Juliet) by Ballet Corella ☆キーシンのピアノ編で ☆女性ピアニスト Lise de la Salle編で
くみこpiano・ youtube チャンネル 私の演奏も聴いて頂けたら嬉しいです。私自身がこの数年で演奏した曲達の中から「ライブ録音」&「本格録音」をしたものを「今月のアップ曲」として数曲mp3tubeに載せていきます。 是非聴いて下さいね! サラサーテ◇序奏とタランテラ:Viollin & piano(本間くみ子)ショパン◇ワルツ7番 ショパン◇ワルツ11番 ピアソラ◇リベルタンゴ:Cello&piano(本間くみ子) http://www.youtube.com/user/kumikopiano?feature=mhw5 私のCDに関するお問合せはこちらへ:k-honma@violet.plala.or.jp お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 21, 2010 08:19:32 PM
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