一虚一盈

今日は朝からえらい目に遭いました。

わが息子は、成長とともにいたずらも増えてまいりました。

いたずらをしているときの顔はとても真剣です。

だから、あえていたずらをやめさせることはあまりしません。

もちろん、危険だと判断したらやめさせますが。

それに、このいたずらをしているときがチャンス！なのです。

この間に自分の用事を済ませてしまう・・・

じゃないと、最近姿が見えなくなると泣いたりぐずったりするので。


今朝も、歩行器に乗ってパソコンのマウスをいたずらし始めたので

チャンス到来！トイレに入りました。

ついでにトイレの掃除をしようと思って、ゴシゴシしていると

どうやら私の姿が見えないことに気がついてしまった様子。

泣き声が激しくなってきたので、トイレのドアを少し開けて

「ここにいるから大丈夫だよ！」と声をかけました。

泣き声が近づいてきます。

「ここだよ！ちゃんといるからねー」

さらに泣き声が近づいてきて『バタン』とトイレのドアが閉まりました。

泣き声はドアの向こうから聞こえます。

「もう終わったから今出るねー」


・・・・・・・開かないんですけど。


そうです、息子が歩行器に乗ったままドアの前にいるので

つかえてドアが開かないんです。


ピーンチ！！！！！！！！！


こんなことって本当にあるんだ！

テレビで見たことあるけど本当にあるんだ！！

・・・とにかく泣き止ませよう！

ドアの下の隙間からスリッパを出してみた。

「ほら！見て！なんか出てきたよ！」

効果なし・・ていうかぜったい見てない。

よし、次は歌作戦！！

でっかい声で息子の好きな歌を歌う。

私はトイレでなにしてるんだろ・・深く考えてはいけない！

捨て身？の作戦が功を奏したのか泣き声が止んではしゃぐ声が。

フフ・・しょせん赤ん坊よのぉ。

次は、誘導作戦だ！！

ドアがほんの少し開いたのでそこから指を出して

「見て～。これなんだろう」と、興味を引いてみた。

案の定、指に誘われて彼は前へ進んできた。

よしっ！！！！！

声をかけたり、歌ったりしているうちに

歩行器のガラガラと動く音が遠ざかっていく。

そっとドアを押してみる・・・


開いたぁー！！！！！！！！！！！！


育児奮闘中のみなさん。

まさかは起こるのです。起こってしまうんです。

私は明日からトイレは開けて入ろうと思います。