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テーマ:中国・香港映画が熱い!(652)
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この週末、シネマート六本木で公開中の『ジ・エレクション 仁義 なき黒社会』を観に行きました。 お話は、少年時代のフォーナンは、家が貧しく家計を支えるため に黒社会の「義和盛」に入った。先輩フォーソイ(アレックス・フォ ン)のシマを守り右腕と成長していき、長年の夢であった中華料 理店を開業させた。20年が経ち、フォーナン(ジョーダン・チャン) は妻と共に順風満帆な生活をしていた。しかし、フォーソイは借 金がかさんで銀行とも揉めていたため、フォーナンに会長の座を 譲る事を決めたが、中華料理店が順調なフォーナンは乗り気で はなかった。フォーソイは強引に幹部たちへ提案するが、組織の 姐御であるパールは刑務所から出所間近な息子のチーマン(イ ーキン・チェン)が会長になるべきだと譲らなかった。そして、チー マンは戻ってきたが、服役中に学問に目覚めた事で大学へ行く いい、時期会長に興味を示さなかった。また、組織のガウも立候 補すると言い出すが、子分が潜入捜査官である事が組織の殆ど の人にバレているため、相手にされなかった。フォーナンやチー マン自身は興味がなかったが、本人たちの希望を双方の敵陣か ら妨害されてしまった事もあり、組織に伝わる龍尾棍を持ってき たものが次期会長だと決まり、3者の派閥間で奪い合いが始ま って・・・という感じに進んでいきました。 事前に作品の詳しい内容を知らなかった事もあり、黒社会の次 期会長を選出する話という事やポスターの重々しい雰囲気など から、かなり殺伐とした作風なのではないかと、ちょっと懸念して いました。 実際観てみると、ドタバタなコメディ要素が強い内容だったので、 意外な印象でした。初っ端から『インファナル・アフェア』のパロ ディ満載で、他に電影節での受賞のコメントを語るシーンなどの パロディもあって、かなりマニアックな作品でした。 殺伐としたシーンもそれなりにあったのですが、あまりグロさを感 じさせなかったので、ちょっとは安心できました。 あとは、主演のイーキン・チェンとジョーダン・チャンがかつて共演 した『欲望の街(古惑仔)』シリーズの再来という事も前面に出し ていましたが、古惑仔シリーズを思い出したりしてちょっぴり懐か しい気分にもなりました。 (K) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月15日 01時51分19秒
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