サトノアーサー無傷載冠決める クラシックに向け負けられん/きさらぎ賞
「きさらぎ賞・G3」(2月5日、京都) 最優秀2歳牡馬のタイトルを手にした関東馬サトノアレスだけではない。“サトノ軍団”は現3歳世代もタレントぞろい。デビュー2連勝中のサトノアーサーが、同じ池江厩舎のサトノダイヤモンドが昨年無傷3連勝を決めた登竜門で、重賞初Vを狙う。 2カ月ぶりの実戦となるが、調整は順調だ。26日の1週前追い切りは栗東CWで3頭併せ。サトノラーゼン(5歳オープン)、シンシアズブレス(4歳500万下)の2頭を追走しながら一杯に追われ、最先着を決めた。 6F80秒9-37秒0-11秒9の好時計に池江師は「ビッシリ負荷をかけました。全体的な時計も優秀だし、トモに筋肉がついてきたね。今週、馬なりでやれば態勢は整うと思います」と上々の手応えだ。2週連続で調教にまたがった西谷(レースは川田)も「しっかり抜け出してくれた。まだ幼いけど、日々の成長を感じる」と目を細める。 単勝1・2倍の断然人気に推された稍重馬場の新馬戦こそスズカフロンティアと同着だったが、良馬場で行われた2戦目のシクラメン賞では真価を発揮。上がり3F32秒7の末脚で、3馬身半差の完勝を決めた走りに、「スローペースだったとはいえ、32秒台の脚を使える馬。能力の高さを感じた」と指揮官はうなずく。 舞台は淀の9F戦。「折り合いをしっかりつけて、抜け出すタイミングを教えていきたい」とトレーナー。無傷3連勝でタイトルを手にし、勇躍クラシック路線へと進む。川崎記念のいい加減予想8枠12番サウンドトゥルーから6枠7番ミツバ、6枠8番ケイティブレイブ8枠11番バスタータイプ、7枠9番オールブラッシュ、2枠2番ケイアイレオーネ7枠10番ハッピースプリント。