“鯵のひらき”に泣かされた ToT
昨日の事。お昼を少し過ぎた頃、私の携帯が鳴った。珍獣達を預かってくれている、実家の母からだ。 『もしもし?』 『2号がね、お昼に食べた“鯵のひらき”の小骨が 喉に刺さったって言うんだけど・・・』2号の口の中を覗きこんでも、老眼の母には、小骨の存在は確認できないと言う。1号に確認してもらうと、・・・やっぱり分からない。ご飯を丸呑みしても直らないそうな。。。そして今から耳鼻咽喉科に連れて行ってくれるとの事だった。2号ちゃん、喉がチクチクして気になるらしく、眉間にシワを寄せて黙り込んでいるらしい。ごめんね、2号。母は只今仕事集。じぃさま、ばぁさまに病院連れて行ってもらっておくんなまし。それからしばらくして、また私の携帯が鳴った。きっと、無事に取れたとの知らせに違いない 『もしもし、どうだった?取れた???』電話の向こうの母は、こう言った。 『かなり奥の方に有って、ここじゃムリだって。 今から市立病院の救急外来に行くように言われたわ』な、な、なんですとっ?!それじゃあ今すぐそっちに行くからという私に、 『たかが魚の骨。大した事じゃあないんだから アタシが連れて行くから大丈夫。 しっかり仕事をしていなさい』2号もばぁさまがいれば大丈夫とのコメントを発表。父よ、母よ、申し訳ない!!!アナタの愛娘の子供・2号の事を、どうか宜しく!!!夕刻、三度私の携帯が鳴る。母からだ。 『取れたよ』ホッと一安心の瞬間だ。聞く所によると、内視鏡で確認し、抜こうとしたが、うまく掴めず一回り細いタイプに変えたとき、2号はかなり咳き込んだ。そして落ち着いたところで、再チャレンジ。ところが、内視鏡を挿入しても、さっきまで有った鯵の小骨は、消えて無くなっている。あれれ???おかしいな ・・?先生、丹念に小骨を探せぞ、見つからず。・・・どうやら2号の激しい咳き込みで小骨は見事に抜け落ち、胃の中へと消えて行ったらしいのだ。本人も、 『治った』と、さっきまであった、眉間のシワも無くなって、すっかり笑顔の2号ちゃん。そして、小骨が取れた、なによりの証拠は・・・小骨が喉に刺さってからの、およそ4時間。ヤツは『ウン』もしくは『ウウン』しか発しなかった。それが、小骨が取れて、スッキリした瞬間から、それまでの4時間分を挽回するかのごとく、しゃべり始めたそうな。。。母曰く、 『骨が刺さっていた時の方が、静かで良かった』・・・返す言葉もございません。病院を2件ハシゴした2号。鯵の小骨抜きに掛かった費用は・・・しめて ¥6,210ー也それはそれは高額な鯵のひらきとなりました。ふぇぇぇぇぇ~~~~ん 2号は三女に降格だワン。代わりにアタシが次女になるだワンワン