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カテゴリ:美術鑑賞
●また行きたい~。
プラド美術館 スペインには4,5年前に行った。無茶苦茶いいところだった。 何しろ人間が明るい。英語が通じない人も多かったけど、困っている様子の旅人に 手を差し伸べてくれる。 料理もうまいし、ガウディは面白いし、美術館も感動。 プラド美術館の展示をやっているというので花見がてら上野に行ってみた。 2点か3点でも感じる絵があれば十分、という心持で最近は美術館に行っている。 何しろ混んでいるのでゆっくり見られない。 その中でも今回は3点感じる絵があったので大満足。 上記リンクから「展示内容・作品リスト」を選ぶと一部画像が見られる。なかなかサービスがいい。 以下の三つが特によかった。ポストカードも買った。 下の二つは上記リンクから見られるので、よければ見てください。 第1章スルバラン『神の愛の寓意』 はっと足が止まる。美しさ。静謐でもあり、暖かくもあり、安定を感じる。 焦げ茶がかったシンプルな絵。女性がスッと立って右手を顔の高さまで上げ、 心臓のような形をした松明を掲げている。左手は随分と長い衣装の飾りを持ち、 左足を軽く前に出している。 なんとなく不自然だが、色の暖かさ、大きな目の落ち着きと知性が人をひきつける。 それぞれの絵の部分に題名の「神の愛の寓意」の理由があるのだが、忘れた。 次回スペインに行ったらこの人の絵をもっと注目して見たい。 第3章ルーベンス『ヒッポダメイヤの略奪』 さすが巨匠。ものすごい躍動感。絵全体で動きがよく分かる。 これも、パッと目に入ってくる。インパクトの強さ。 第5章ゴヤ『魔女の飛翔』 ぎゃー気持ち悪い~。でもそれがいい。こういう演劇のシーンありそうだなぁ。 ゴヤといえば黒い絵シリーズで、スペインでもものすごい印象をもらったが、 この作品もそれを髣髴とさせる。 1500円は高いが、まぁ行って見てもいい展覧会だろう。 とにかく俺は旅をしたいんだな、と。実際の旅はもちろん、心の旅も含めて。 放浪したい。ただし安全に、という贅沢な条件付。 心だけは安全に旅できる。そのために本を読むし漫画を読むし美術を見るし、 映画を観るし、音楽を聴く。なんでもする。 #今更ながら気づいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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