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テーマ:今日の出来事(292913)
カテゴリ:日常生活
●燃える社会人
秋晴れの素晴らしい空。心地よい空気。思わず外に出て身体を動かしたくなる健康的な休日。 そんな日に私は千駄ヶ谷の体育館で将棋三昧…。そんな人が2,000人。 会社でチームを作って出る将棋の大会に参加してきた。 大会名は、第91回職域団体対抗将棋大会。略して「職団戦」って「戦」がないけど…。 中学高校時代は死ぬほど将棋をして、そこらへんのアマチュアには負けない、という自信を持っていたが、 駒を持たなくなってはや15年。新聞の将棋欄は一応チェックするものの、実践から離れて全く勘がない。 ヤバイと思って金曜日に雑誌「将棋世界」と、渡辺明竜王の本を買い込む。将棋世界は読了したものの、 将棋界の人間関係や序列や流行の戦型が分かっただけで、全然強くならない。 渡辺明竜王の本は役立ちそうだったが、一日では無理。 というわけで、もの凄くぶっつけ本番で臨んだ。 千駄ヶ谷の体育館に将棋をしに来た人たちが2000人というのもすごい図だなぁ、しかし。 2000人といえばちょっとした軍隊だな、でもこんな体力ない人ばかりじゃ戦力にならんな、などと埒もないことを考える。 米長邦雄が冒頭の挨拶。主催が朝日新聞社ということで毎日新聞との名人戦の主催争いについて 何かしら爆弾発言してくれないかなあと人知れず期待していたが、全く触れられず大人の対応でつまらん。 5人対5人で1対1の団体戦。チームが3勝すれば勝利。トーナメント戦で昇級を争う。 1回戦。私はお初ということで観戦。 当チームは大将・副将がしっかりとした実力者で安心してみていられる。 残りの三人のうち一人が勝てばチームとしては勝ち抜ける塩梅。 きっちりと4-1。見ていて、まぁなんとかなるかなと少し安心した。 2回戦。5将ということで負担を軽くしてくださる配慮。 相矢倉に展開。昔は結構やったもんだがなぁと思いながら進める。 先攻したものの、カウンターに対する角の逃げ場所を間違えて当たりの強いところに行ってしまう。 面倒なので見切って攻め続けるも、簡単に切れる。あまりにもひどい将棋でいきなり負け。 チームは3-2で勝利したため、戦犯にはならずにすむ。 ここで昼休み。自分が強かったときと今の実力の差がものすごくあるので、つらくなる。 つらくなるものの、今の自分を否定しても仕方ない。やれることをするだけだな、と開き直ることに。 何をしても負けそうだ、と悲観的にもなったり。個人戦なら逃げ帰れるが、今回は団体戦。逃げられない。 3回戦。また5将をつとめさせてもらう。 藤井システムっていうんですか?最近。四間飛車に振られ、こちらは居飛車で4六銀からの急戦。 定跡は私の時代から当然進化していて、昨日読んだ渡辺明の本にもなんか書いてあったなぁと思いつつ、 よく覚えてないので適当に流す。とにかく仕掛けの局面が相当気を使う。間違えたらあっという間に悪くなるし、 今の定跡を知らないから色々と自分で一から読み直す。でも読む力は無茶苦茶落ちているから時間がかかる。 30分切れ負けだから時間に余裕はない。あせる。あせると読めない。 結構いい勝負だったが、うまいこと受けて勝勢。しかし決め損ねて自陣に金銀べたべた貼られて全く詰まない形。 仕方ないので時間で勝ちに行って、切れ勝ち。後味は悪い。 チームは4-1で勝利。安定してるなぁ。 4回戦。また5将。 相手が四間飛車&穴熊。面倒くさいのでまたこちらは居飛車で4六銀からの急戦。 低い陣形のうちに攻めてやれ、と思ったら、低い陣形の方が受けが利いて、攻めきれず。 仕方がないのでもたれるような指し回しでチャンスを狙う。 相手が手拍子で飛車の打ち場所を間違えて、敵陣に先手で飛車に当てて角を打ち込めて後は一気に 無理やり金銀をはがす将棋。多分正確に受けられたら切れていただろうが、そこは素人の将棋。 無理が通れば道理は引っ込む。攻め切って、やっとまともな一勝。これはうれしかった。 チームは4-1で勝利。これで昇級が決まって、次は優勝決定戦ではあるが、まぁどうでもいい戦い。 5回戦。再度5将。 相矢倉。昔は得意としていたはずだがなぁと思いながら進める。 早めに3筋の歩を交換して3六銀・4六角の形を作り、敵攻撃陣を牽制しながら攻撃陣を構築。 軽く模様はいいなと思いながら指していたが、相手が攻めてくる。牽制しながらなので、そう簡単に 決まりはしないだろう、なんなら攻めを切らせたいなぁと思いながら馬鹿正直に相手をしてたら切れず…。 仕方がないのでカウンターをかけるが、歩ばっかり使って相手の陣形を悪くしたものの効果は少ない攻めでしかなく、逆効果。 粘ってみるが、勝ち目はすでになく、自陣にベタベタ貼られて時間切れ負け。 反省点は多いものの、ありすぎて困るくらい。 チームは0-5で敗戦。負けてホッとした、というのは変だが、戦犯にならず安心した。 結局、個人成績は2勝2敗。何しに来たんだ、という感じではある。結局9時20分集合、17時解散。 4戦やって,仕事しているよりはるかに疲れた。 負けても、ものすごくつらくなることはなくなった。所詮今の実力はこんなもん、という開き直りが出来た。 次の大会は来年4月。出るのか、出るとしたらどれだけ特訓していくのか、色々と考えていきたい。 #数独やってる場合じゃなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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